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若森県(わかもりけん)は、1869年(明治2年)に常陸国、下総国内の幕府領・旗本領を管轄するために明治政府によって設置された県。管轄地域は現在の茨城県に広く分布している。本項では前身の常陸知県事(ひたちちけんじ)についても記す。 == 概要 == 現茨城県域には水戸藩を筆頭に14藩と県域外諸大名の飛地、幕府領・旗本領などが錯綜していた。1868年(慶応4年)、幕府の解体により幕府領・旗本領は新政府の直轄地とされ、粥川満明(三上藩士)が常陸県知事に、佐々府貞之丞(熊本藩士)が下総知県事に任命され、常総の民政を担当した。翌1869年(明治2年)に常陸知県事の管轄地が若森県、下総知県事の管轄地が葛飾県になった。 1871年(明治4年)、廃藩置県後の第1次府県統合に伴い常陸国、下総国内の11県が新治県に統合されたことにより廃止された。なお、若森県権知事であった池田種徳は新治県権令を引き続き務めている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「若森県」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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