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平和の宗教 (Religion of Peace) とは、イスラム教を説明するため政治的に造り出された新語である。 アメリカ同時多発テロ事件以降、イスラーム過激派とイスラム教、非暴力的なムスリムとを区別しようと試み、一部の政治家はイスラム教を「平和の宗教」と表現するようになった〔。その後、反イスラーム主義者もこの言葉を採用し、イスラム教を批判的するための同義語として「平和の宗教」という言葉を皮肉的に用いている〔例えば、クレイグ・ウィンはジャラル・アブアルルブとの討論について記した 際、「というのも、もし『平和の宗教』であるならば、その不服従を選ぶ者を皆殺しにせよという無制限で包括的な命令がどうして下せるのかという話になるからだ。」と述べた。〕〔。 == 語史 == アラビア語の「イスラーム」 (Islam, إسلام) は「投降する」「身を任せる」を意味するaslamaの派生形である。アラビア語のsalaam (سلام、平和) は「イスラーム」「ムスリム」と同じ三子音語根 (s-l-m) を持つ。このため、イスラームという語も平和の意味を持つという誤解が広く行われることとなった。 イスラム教における平和主義といえば、主にアフマディーヤ、アレヴィー派、各派が連想されるが、主流のイスラム法では、暴力の使用に関して詳細な規制が明文化されており、それには家庭内暴力の使用、体刑や死刑の執行、そして戦争を行う方法やタイミングについての規定も含まれる。 反イスラム主義者の中には、アメリカ同時多発テロ事件の隠された原因及び動機はイスラムの教義と信条であったとし、イスラム教は本質的に暴力的だと主張する論者がいる〔「少なくともイスラム世界における自爆テロについては、殉教、ジハードという概念と切り離せず、それらを根拠として予見でき、それらの論理によって正当化される明らかに宗教的な現象である。これが世俗的な行動だというのは、祈りが世俗的な行動だというのと同じことだ。」〕。しかしながら、多くの著名なムスリムは、一般市民へのテロはイスラム教義の誤解が動機であると主張する。マレーシア元首相マハティール・ビン・モハマドはこう述べる。 ジョージ・W・ブッシュ大統領はこの後者の考え方を採用し、「イスラムとは平和だ」と述べた。 この発言は一部の筋の批判を呼び〔、2002年に行われた福音派プロテスタント指導者に対する世論調査では、イスラムは平和と同義とするブッシュの意見に賛成したのはたった1割だった。 暴力の拒絶を強調することに努めるムスリムも、イスラム教の説明として「平和の宗教」という言葉を使用している。例えば、パリ・モスクのムフティーダリル・ブバクーは、「預言者はテロの宗教ではなく、平和の宗教を打ち立てられたのだ。」と発言した。ロンドン同時爆破事件後、欧米在住の一部のムスリムは、イスラム教は平和的な宗教だと表現することに更なる心血を注いだ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「平和の宗教」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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