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平壌(ピョンヤン)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の首都、直轄市であり、最大の都市。 朝鮮八道では平安道、十三道制では平安南道に属するが、同国の行政区画においては、道に属さず平壌直轄市として道級の直轄市となっている。 日本語読みでは「へいじょう」と呼ぶ。日本統治時代の行政区分は平壌府(へいじょうふ)。 == 概要 == 平壌準平原に位置し、北と東と西は平安南道、南は黄海北道に接する。北朝鮮の政治と経済の中心地であり、軽工業、重工業など工業が盛んである。 427年以降高句麗の首都となった。市の中心には大同江が流れている。中心部に金日成広場があり、その付近に主体思想塔がそびえており、平壌のシンボルまたはランドマークとなっている。 平壌は北朝鮮の建国時から事実上の首都としての役割を持っていたが、憲法で正式に平壌が首都となったのは1972年からで、それ以前の平壌は「祖国統一を成し遂げるまでの暫定首都(臨時首都)」という位置づけで、ソウルを正式な首都と定めていた。これは、建国以来現在に至るまで憲法上は朝鮮半島全域を領土としているためである(なお、韓国も憲法上は朝鮮半島〔韓国名:韓半島〕全域を領土としている)。 「公民登録法」の規定で、17歳以上の北朝鮮国民は「公民証」が政府から発給されているが、1997年以後、平壌市民については公民証が「平壌市民証」に切り替えられ、他地域住民と明確に区別されるようになった。この区別による特に大きな影響として、旅行に対する待遇が挙げられる。 北朝鮮国民は、国内(北朝鮮各地)の旅行でも、逐一政府に旅行証明書を申請し旅行許可を得る必要があるが、この「平壌市民証」を所有していると、旅行証明書なしで北朝鮮各地を自由に行き来できると言われている。 市内のインフラは老朽化が進んでおり、2002年頃から街路樹の植樹、歩道のタイルの張替え、ビルの改装など市内中心部の再開発が始まった。2010年代初頭には、故金日成生誕100年に当たる2012年を目前に控え、軍人や学徒も動員しての高層住宅を中心とした建設ラッシュの様相を呈している一方、突貫工事による被害も報じられている。2014年5月13日には、入居が始まっていた23階建ての高層マンションが倒壊し、崔富日人民保安部部長やチャ・ヒリム平壌市人民委員会委員長など政府高官が現地で謝罪するという異例の事態になっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「平壌」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pyongyang 」があります。 スポンサード リンク
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