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「仮面ライダーシリーズ」(かめんライダーシリーズ)は、1971年より開始された石ノ森章太郎原作・東映制作による特撮テレビドラマシリーズである。 == 概要 == 本シリーズは同一の番組ではなく、仮面ライダーの名を冠した複数の番組が、登場人物や設定を変えながらシリーズとして続けられている作品群である。数度の中断をはさみながら現在も放映され続け、放映期間は1971年に始まる第1作『仮面ライダー』放映以来40年を超え、2016年には45周年を迎えた。なお、45周年を記念してPS4/PS3/PSV用ゲームとして仮面ライダー バトライド・ウォーの新作が製作された。また、映画・漫画・小説・舞台など、テレビ以外の媒体でも展開されている。 いずれの作品も石ノ森章太郎が原作者とされる。生前の石ノ森は『仮面ライダー』第1作から『仮面ライダーBLACK RX』まで企画・制作に関わり、数篇の漫画も執筆している。また、映画監督を志したこともある石ノ森は、『仮面ライダー』第84話をはじめとして何度か撮影の監督を務めたり、あるいは端役として出演したりもしている。『仮面ライダークウガ』以降は没後の作品ゆえに関与していないが,「仮面ライダー」というコンセプトに対する原作者としてその名をクレジットされている。また、早瀬マサトによれば、新ライダーのデザインや要素を考える過程で、石ノ森の旧作や未使用スケッチを参考にすることもあるという〔web R25 - 主人公2人が合体して変身?『仮面ライダー』最新作がスゴい より。〕。 各作品の内容は、主人公などが仮面ライダーと呼ばれる戦士に変身し、怪人と総称される敵と戦うというものである。しかし同じく東映が制作している特撮ヒーロー番組である「スーパー戦隊シリーズ」と異なり、仮面ライダーシリーズは明確なフォーマットが確立していない。そのため、テーマや演出は作品によってまちまちである。平成年間の数作品のプロデューサーを務めた白倉伸一郎は、「仮面ライダー」を成立させるための最低限の要素として、以下の3つを挙げている。 ;同族同士の争い :シリーズ第1作『仮面ライダー』では、主人公もその敵である怪人も、ともに悪の組織「ショッカー」によって生み出された存在である。 ;親殺し :仮面ライダーがショッカーを倒そうとするのは、すなわち自分の生みの親を滅ぼそうとすることである。 ;自己否定 :仮面ライダーが勝利できたとしても、彼自身の出自がショッカーにあるので、最後には自分を消さなくてはならない。 また、仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズの双方で監督を務めた経験を持つ田崎竜太は、「戦隊と比較してライダーは『個』である」「人間という集合体の中の一番はじっこにいる」「境界線ギリギリのところにいるか、あるいは踏み越えている」のように述べている〔『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4 ディレクターズカット版』東映ビデオ、2002年8月、田崎竜太監督のコメンタリーより要約。〕。これを受けて「共生のための国際哲学教育研究センター」 (UTCP) 上廣共生哲学寄付研究部門特任研究員の筒井晴香〔筒井 晴香 | Members | University of Tokyo Center for Philosophy 〕は、「仮面ライダーとは敵となる異生物と人間との境界線上をさまよい、いずれの側にも安住できない存在である」と解釈している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仮面ライダーシリーズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kamen Rider Series 」があります。 スポンサード リンク
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