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『平治物語』(へいじものがたり)は平治の乱の顛末を描いた軍記物語。 == 概要 == 作者不詳。平治元年(1159)、後白河上皇方最大の武力勢力であった平清盛が熊野参詣に出かけた隙を狙って、かねてから藤原通憲(信西)と後白河の寵愛をめぐって権力争いを起こしていた藤原信頼が、保元の乱での賞与などで平家の圧迫に不満を覚えていた源義朝を語らって挙兵する。上皇を大内裏で監禁、通憲を殺害し一度は権勢を握るものの、熊野から引き返した平清盛に敗れ、信頼は処刑、義朝も暗殺される。以降、平家政権の全盛や没落、鎌倉幕府の成立などまでを描いた諸本も多い。『保元物語』や『平家物語』と同様、和漢混淆文で叙述されている。諸本によって内容に異同は大きいが、悪源太義平(源義平)の武勇譚や、源義経の母である常盤御前(常葉とも)が、老いた母のために清盛のもとへと赴く哀憐の話が中心を占めている。『保元物語』と同様に源氏に対して同情的な内容であるのが特徴である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「平治物語」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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