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『幻の町』(まぼろしのまち)は、倉本聰の原作及び脚本による北海道放送(HBC)制作の小樽市を舞台にした単発テレビドラマ。1976年2月8日、JNN系列で全国ネット放映された。東芝日曜劇場1000回記念シリーズの一作品でもある。正味48分のVTR作品。 == 概要 == *主演は笠智衆と田中絹代。稀代の名映画女優・田中絹代の数少ないテレビドラマ出演作品の一つ。台本を読んだ田中はこの作品をすごく気に入り、HBCが笠への出演交渉に苦心していることを知るや、田中は「私に任せて下さい」と言い、笠に直接出演を説得したというエピソードが残っている。ちなみに笠が出演を拒んでいた理由は風邪を引いていて体調が思わしくなく、「冬の北海道は寒い」から。それに対し田中は「何を言っているのですか!私たち役者は常に『これが最後の作品だ』という覚悟を持たないと」と話したという。実際には田中自身もこの頃は体調が優れず、放送翌年、脳腫瘍のため67年の生涯を閉じた。ちなみに、笠智衆と田中絹代のキスシーンが見られる。 *他の出演は桃井かおり、北島三郎、室田日出男、丸谷小一郎、末吉敏男、細田恵子ら。 *1976年度文化庁芸術祭賞優秀賞受賞作品、1976年度芸術選奨文部大臣賞受賞対象作品。 *2011年11月29日、TBSチャンネルにて再放送された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「幻の町」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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