|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 島 ： [しま] 【名詞】 1. island ・ 市 ： [し] 1. (n-suf) city ・ 市営 ： [しえい] 【名詞】 1. municipal management ・ 地 ： [ち] 1. (n,n-suf) earth ・ 地下 ： [ちか] 【名詞】 1. (1) basement 2. cellar 3. (2) underground (railway) (abbr) 4. subway 5. metro ・ 地下鉄 ： [ちかてつ] 【名詞】 1. underground train 2. subway ・ 下 ： [した, もと] (adv) under (esp. influence or guidance) ・ 鉄 ： [てつ] 【名詞】 1. iron
広島市営地下鉄（ひろしましえいちかてつ）は、1960年代から1970年代に、広島県広島市で建設が計画された鉄道路線。 == 経緯 == 1960年代、広島市は中四国・九州の拠点を目指して、国や県、市で広島市街地に地下鉄を整備するという構想が持ち上がった。 そして1967年、当時の広島市域と周辺13町の広島都市圏を対象に実施した、「HATS」と呼ばれる日本で初めての本格的な総合交通計画調査パーソントリップ調査を元に、国鉄広島駅（向洋駅） - 西広島駅間と、横川駅 - 十日市間を結ぶ2路線の地下鉄を建設する提案がされた。また、これらの路線は横川駅で国鉄可部線に、広島駅（向洋駅）で国鉄呉線に、さらに西広島駅で広島電鉄宮島線への直通乗り入れを想定した。 その後1970年には国、県、市と商工会議所で構成する「広島都市交通研究会」が組織され、向洋（マツダ前） - （旧）広島空港間、横川 - 宇品港間、矢賀 - 西広島間を結び、それぞれ国鉄呉線・広島電鉄宮島線・国鉄可部線・国鉄芸備線への直通が提案された。 1973年、福岡県福岡市の福岡市議会にて福岡市地下鉄事業計画が議決。当時はライバル都市だった広島市は同年、最終案として国の「HATS」を修正した新しい総合交通計画「HATS II」を提案。この「HATS II」で提案された計画は、市街地を東西に横断する西広島 - 紙屋町 - 稲荷町 - 向洋駅間の東西線約9.7kmと、横川駅 - 紙屋町 - 平和大通り - 稲荷町 - 広島駅 - 矢賀駅間のデルタ内をU字型に結ぶ鯉城線約8.1kmの2路線。既設路線との乗り入れについて新しく矢賀駅での芸備線との相互直通運転が付け加わった。 規格は営団地下鉄（現東京メトロ）を参考に、最急勾配35‰、最少曲線半径200m、ホーム有効長170m（20m級8両停車可能）に設定。車両は冷房装備の20mアルミ車で、3ドア両開きのセミクロスシート車（定員120人）の8両編成。参考にした車両は近鉄2600系電車だった。 最終的に採算の取れる東西線と鯉城線の2路線に絞られたことで、東西線の工事費432.1億円（1km44.5億円）、鯉城線の工事費399.9億円（1km49.4億円）、車庫建設費41.4億円、総計873.4億円（1km49.1億円）が見積もられ、建設は5工区に分けて1994年の全線開業を目標とした。しかし、市民団体などから強い反対にあい、白紙となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「広島市営地下鉄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|