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中川(なかがわ)は、埼玉県および東京都を流れ東京湾に注ぐ一級河川。利根川水系の支流である。上流を島川、中流を庄内古川と呼称する場合もある〔 - 内閣府防災部門HP〕。 == 地理 == 埼玉県羽生市街地の住宅地の中に源を発する。宮田落(農業排水路)が葛西用水を伏越で潜った吐口に起点を示す石標がある。源流付近では農業排水路から繋がる河川そのままの細い流れだが、小さな用水路や小川を集めて幅を広げて、幸手市付近では川幅約70mにもなるが、幸手放水路の分岐により一度川幅が3分の1以下になる。この幸手放水路は洪水対策で設けられたもので、関宿橋北側で中川の水を江戸川に放流している。 江戸川の西側を平行して南へ流れ、春日部市の国道16号地下を流れる首都圏外郭放水路に接続(この放水路へは増水時に通水する)、越谷市付近で新方川と元荒川を合わせると再度川幅が広くなり幅約100m程度になる。葛飾区内で新中川を分ける。海から約8kmのところで綾瀬川を合わせ、以後は荒川と接しながら並流。河口付近で荒川と合流する。綾瀬川が合流する地点には水門が設けられている。最下流部の江戸川区東小松川には現在では全国唯一の河川水面の競艇場である江戸川競艇場がある。 水元公園の小合溜〔正式名称は「小合溜井」(こあいためい)。かつての古利根川(中川)の一部で1729年に井沢弥惣兵衛が水害防止、及び灌漑用水を調整する遊水池として設けられた。〕は、中川の水を導水したものが用いられている。 中川は、利根川には合流せず荒川と並走する形で東京湾へと注ぐ。このことから荒川水系と誤解され易いが、1964年の河川法改訂時における建設省河川審議会管理部会の見解によれば、中川は利根川の分流である江戸川の分流・旧江戸川に合流する新中川放水路が分流しているため、水系の定義である「本流より分流し直接海に流入する派川と、その派川に流入する支流の全ては同一水系に所属する」という建前から、河川法改訂後利根川水系が一級河川に指定される際に利根川水系に属する決定が下された〔『利根川百年史』p.1601〕。このことから中川とその支流は利根川水系の河川であり、荒川水系ではない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中川」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Naka River (Saitama Tokyo) 」があります。 スポンサード リンク
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