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【名詞】 1. artistic modulations in traditional Japanese performances 2. opening, middle and climax (end) =========================== ・ 序 : [ついで] 【名詞】 1. (uk) opportunity 2. occasion ・ 序破急 : [じょはきゅう] 【名詞】 1. artistic modulations in traditional Japanese performances 2. opening, middle and climax (end) ・ 急 : [きゅう] 1. (adj-na,n) (1) urgent 2. sudden 3. (2) steep
序破急(じょはきゅう)とは、日本の雅楽の舞楽から出た概念であり、能楽、連歌、蹴鞠、香道、剣術、抜刀術、居合道、茶道〔千玄室『日本人の心、伝えます』2016年、幻冬舎、88ページ。〕など芸道論で使用される言葉である。脚本構成としては、能に限らず、浄瑠璃および歌舞伎等においては、 日本では中近世以降、伝統的に用いられてきた構成である〔『大辞林』 第三版 三省堂 「じょはきゅう【序破急】 」の項 〕〔『世界大百科事典』 第2版 平凡社 「じょはきゅう【序破急】 」の項〕〔「歌舞伎舞踊の作品と表現-五段構成と序破急」 、独立行政法人日本芸術文化振興会 文化デジタルライブラリー 、2014年2月28日閲覧〕。映像分野の脚本構成においても、序破急の同義語である三幕構成が国際的に主流となっている。また、文章構成などにおける三段構成(パラグラフ・ライティング、三幕構成等)を指す概念としても用いられる。 == 原義 == 本来は雅楽の演奏についての言葉である。雅楽の唐楽などで、曲を構成する三つの部分をいい、ほぼ西洋音楽の楽章に相当する。「序」が無拍子かつ低速度で展開され、太鼓の拍数のみを定めて自由に奏され、「破」から拍子が加わり、「急」で加速が入り一曲三部構成を成す。序破急一組で楽式とも考えることができる。ただし、序破急すべてを備えていない(失われたか、始めから存在しない)曲も多い。 「序破急」の語は、猿樂、世阿彌の書『花鏡』、『三道』、『風姿花伝』で触れられているので、有名である。そのため、能楽からの言葉と誤解されることが多いが、元来は雅楽から発した語であった。しかし、世阿弥は、それを芸道一般に通じることと論じている。 現代日本では、物語などにおける四段構成(起承転結)に対する三段構成を指す概念として用いられ、演劇等の“三幕構成”の同義語として使われることがある。また、起承転結とともに小中学校の作文技法として使われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「序破急」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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