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「府中捕物控」（ふちゅうとりものひかえ）は、三億円事件をパロディにした楽曲、及びそれを収録したシングル。 == 概要 == 作詞・作曲は山本正之。事件当時から話題になっていた三億円事件をパロディ化した楽曲で、ALFIE（現・THE ALFEE）の歌唱により三億円事件の公訴時効日である1975年12月10日に発売が予定されていたが、発売予定の前日に、社の良識に合わないとのことで突然発売中止となった。アルフィーのシングルの中で発売が中止となった唯一のケースである。当初、本作がメンバー3人体制による最初のシングルになる予定であったが、アルフィーの歩みを描いた『ドリームジェネレーション（作：吉岡つとむ）』によれば、突然の発売中止の後、当時マネージャーだった関口登（現・Project III社長）がビクター音楽産業（現・ビクターエンタテインメント）との契約打ち切りを独断し、三人も素直に受け入れたという。以降1979年にキャニオン・レコード（現・ポニーキャニオン）と契約を結ぶまでどこの会社とも契約せずに、ライブハウスなどで音楽活動をするという状態が続いた。 これまで音源の発売は一切なかったが、デビュー40周年を記念して2014年12月17日に発売された『青春の記憶 [+2]』に、ボーナストラックとしてシングルの2曲とも収録されることになり、39年目にして初めて陽の目を見る事となった。ちなみにそれを発表する際に公開されたレコードジャケットは、当初は素顔だった桜井賢の顔が、ここではCG技術によってサングラスを掛けている様に合成されている。 ライブではこれまでに数度歌われた事があり、それらはライブビデオ『THE ALFEE HISTORY III 1992〜1997』『THE ALFEE KING'S NIGHT DREAM WESTERN Conference Final〔DVD版は『THE ALFEE KING'S NIGHT DREAM WESTERN & EASTERN』として発売。〕』にて見る事ができる(ただし、歌詞が違っている)。 『40th Anniversary Special Concert at Nippon Budokan』にも収録されているが、過去のライブビデオと同じ流れの歌詞違いバージョンである。 曲調は山本正之が作曲した『ヤッターマン』の主題歌（「ヤッターマンの歌」）を彷彿とさせるノリで、間奏には坂崎の物真似も収録されていた。 後に三人は「自分たちのあずかり知らぬところで全てが決定してしまうのは、自分たちがオリジナル曲で勝負をしていないからだった」「ロクなオリジナルがないから自分たちの言いたいことが何も言えない、ミュージシャンとして一番大事な事を忘れていた」として、オリジナル曲の制作に力をいれるようになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「府中捕物控」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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