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建内宿禰 : ミニ英和和英辞書
建内宿禰[でい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [うち]
 【名詞】 1. inside 
宿 : [やど]
 【名詞】 1. inn 2. lodging 

建内宿禰 ( リダイレクト:武内宿禰 ) : ウィキペディア日本語版
武内宿禰[たけしうちのすくね]

武内宿禰(たけしうちのすくね/たけうちのすくね〔『新編日本古典文学全集』の「古事記」および「日本書紀」。〕〔読みに関しては、「タケシ(猛し)」はク活用であるため、「タケウチ」としか読めないとする指摘がある。なお、弟の甘美内宿禰(うましうちのすくね)の「ウマシ」はク活用・シク活用の両用があるため、「ウマシウチ」と読みうる (『新編日本古典文学全集 1 古事記』小学館、2004年(ジャパンナレッジ版)、p. 173)。〕/たけのうちのすくね、景行天皇14年〔 - 没年不詳)は、記紀に伝わる古代日本の人物。
日本書紀』では「武内宿禰」、『古事記』では「建内宿禰」、他文献では「建内足尼」とも表記される。「宿禰」は尊称で、名称は「勇猛な、内廷の宿禰」の意とされる〔『新編日本古典文学全集 2 日本書紀 (1)』小学館、2002年(ジャパンナレッジ版)、p. 343。〕。
景行成務仲哀応神仁徳の5代(第12代から第16代)の各天皇に仕えたという伝説上の忠臣である。紀氏巨勢氏平群氏葛城氏蘇我氏など中央有力豪族の祖ともされる。
== 系譜 ==


日本書紀景行天皇紀〔『日本書紀』景行天皇3年2月庚寅朔(1日)条。〕では、屋主忍男武雄心命と、菟道彦(紀直遠祖)の女の影媛との間に生まれたとする。孝元天皇紀〔『日本書紀』孝元天皇7年2月丁卯(2日)条。〕では、孝元天皇(第8代)皇子彦太忍信命を武内宿禰の祖父とすることから、武内宿禰は孝元天皇三世孫にあたる。なお、応神天皇紀〔『日本書紀』応神天皇9年4月条。〕では弟(母は不明)として甘美内宿禰の名が見える。
古事記』〔『古事記』孝元天皇段。〕では、孝元天皇皇子の比古布都押之信命(彦太忍信命)と、宇豆比古(木国造)の妹の山下影日売との間に生まれたのが建内宿禰(武内宿禰)であるとし、孝元天皇皇孫にあてる。同書においては、異母兄弟(長幼不詳)として味師内宿禰(甘美内宿禰)の名が見える。
子に関して、『日本書紀』〔『日本書紀』仁徳天皇元年正月己卯(3日)条。〕では平群木菟宿禰のみ親子関係が明示されている。一方『古事記』では、次の7男2女と後裔27氏を掲載する(括弧内は日本書紀の名称で、日本書紀にて記述がない場合はなしと表示)。
* 波多八代宿禰(はたのやしろのすくね、羽田矢代宿禰) - 波多臣・林臣・波美臣・星川臣・淡海臣・長谷部君の祖。
* 許勢小柄宿禰(こせのおからのすくね、なし) - 許勢臣(巨勢臣)・雀部臣・軽部臣の祖。
* 蘇賀石河宿禰(そがのいしかわのすくね、石川宿禰) - 蘇我臣・川辺臣・田中臣・高向臣・小治田臣・桜井臣・岸田臣の祖。
* 平群都久宿禰(へぐりのつくのすくね、平群木菟宿禰) - 平群臣・佐和良臣・馬御樴連の祖。
* 木角宿禰(きのつののすくね、紀角宿禰) - 木臣(紀臣)・都奴臣・坂本臣の祖。
* 久米能摩伊刀比売(くめのまいとひめ、なし)
* 怒能伊呂比売(ののいろひめ、なし)
* 葛城長江曾都毘古(かずらきのながえのそつびこ、葛城襲津彦) - 玉手臣・的臣・生江臣・阿芸那臣の祖。
* 若子宿禰(わくごのすくね、なし) - 江野財臣の祖。
なお武内宿禰の系譜に関しては、武内宿禰が後世(7世紀後半頃か)に創出された人物と見られることや、稲荷山古墳出土鉄剣によれば人物称号は「ヒコ → スクネ → ワケ」と変遷するべきで襲津彦の位置が不自然であることから、原系譜では武内宿禰の位置には襲津彦があったとする説がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Takenouchi no Sukune 」があります。




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