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建部伊賀麻呂(たけるべのいがまろ、生没年不明)は、8世紀の日本にいた人物である。姓(カバネ)ははじめ公、766年に朝臣。同年に近江国志賀団の大毅で、位階は少初位上であった。 == 解説 == 『続日本紀』の天平神護2年(766年)7月26日条に、近江国志賀団大毅少初位上建部公伊賀麻呂が、姓朝臣を賜ったとだけある〔『続日本紀』天平神護2年7月己卯(26日)条。〕。 志賀団は滋賀郡に所在した軍団で、大毅はその長である。大毅は地元の有力者が任じられる職であるから、伊賀麻呂の出身地はこの周辺である。滋賀郡は現在の滋賀県大津市にあたり、建部神社(建部大社)の存在も建部氏の居住の証となる〔新日本古典文学大系『続日本紀』四、129頁注20。〕。 建部氏では2年前の天平宝字8年(764年)10月28日に、建部人上ら15人がやはり公から朝臣になっていた〔『続日本紀』天平宝字8年7月辛卯(28日)条。〕。伊賀麻呂はこの賜姓に続いたものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「建部伊賀麻呂」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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