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弁の尼(べんのあま)とは、源氏物語に登場する架空の人物。弁の君(べんのきみ)や弁の御許(べんのおもと)などとも呼ばれる。 == 概要 == 宇治八の宮家の女房である。八の宮の北の方のいとこであり、母は柏木の乳母である。かつては母と共に柏木に仕えていた。そのために薫の出生の秘密(薫の父親が光源氏ではなく柏木であるということ)を知っており、薫が八の宮のもとを訪れた際そのことを語る。 この弁の尼は、薫にその出生の秘密を伝えるという、宇治十帖の中で非常に重要な役割を果たす人物であるが、薫の出生の秘密を知ることになった、柏木巻前後には全く姿を現さず、宇治十帖になって初めて老女として登場する。これを柏木巻前後が書かれたときにはまだ宇治十帖の構想は出来ていなかった理由付けになるのではないかとする考え方もあり〔中野幸一「源氏物語の成立と構想」至文堂編『国文学 解釈と鑑賞』第65巻第12号(特集 源氏物語の世界と美)、ぎょうせい、2000年(平成12年)12月、pp. 16-23。 〕、宇治十帖における最重要人物の一人である「宇治の八の宮」が、「かつて右大臣側の光源氏排斥の画策によって、東宮(のちの冷泉帝)を廃太子にし、この八の宮を東宮に立てようという策略があって、その計画失敗により政界からはじき出されてしまった。」という源氏物語における作品世界での大きな出来事が、時間軸からみてあるべき巻には全く描かれておらず、ずっと後になって宇治十帖において初めて明らかにされることともしばしば対比される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「弁の尼」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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