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弓削氏(ゆげうじ)は、「弓削」を氏の名とする氏族。 古代の日本で弓を製作する弓削部を統率した氏族で、祖先伝承や根拠地域が異なる複数系統がある。物部氏と関係が深く、一部の系統はその傍系とも称した。 == 系統 == 複数の氏族があり、各時代に現れる人物がどの系統に連なるかを捉えることは難しいが、9世紀初めの『新撰姓氏録』に基づくと主に以下3つの系統があったとされる。 *天神系 :高魂尊の後裔天日鷲翔矢命〔『新撰姓氏録』左京神別〕(天毘和志可気流夜命〔『新撰姓氏録』河内神別〕)の子孫を称した、弓削部の総領的伴造〔横田健一『道鏡』39頁。〕。姓は連であったが、嫡流は天武朝において朝臣に改姓〔『日本書紀』天武天皇13年12月2日条〕。雄略朝の弓削豊穂〔太田亮『姓氏家系大辞典』6407頁〕、6世紀頃の弓削倭古〔『先代旧事本紀』「天孫本紀」では弓削連の祖とする。〕、持統朝の弓削元宝〔鈴木真年『百家系図稿』巻2、弓削宿禰(宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年、936頁)〕がこの系統の氏人とされる。 *天孫系(物部流) : :物部氏の一族で〔『新撰姓氏録』左京神別で「弓削宿禰。石上同祖」とする。〕、物部守屋が母姓を仮冒して弓削大連と称して以降、その子孫が弓削氏を称したとされる。この系統に属する氏人に道鏡、その弟弓削浄人がいるが、道鏡が孝謙上皇(称徳天皇)の信任を得て、この兄弟の一族は著しく優遇され、大納言に昇った弓削浄人を筆頭に、五位以上の者が男女あわせて10人に達した。これまで、姓は連であったが、浄人らが弓削御浄〔読みは「ゆげのみきよ」〕朝臣、その他は弓削朝臣、弓削宿禰に改められた。道鏡の失脚とともに、姓は元の連などに戻され、一部の者のみ弓削宿禰のまま五位にとどまって官職を歴任したが、その位を次代に引き継ぐことはできなかった。 :また、9世紀後半の播磨国飾磨郡の陰陽師で陰陽頭に任ぜられた〔『日本三代実録』仁和元年4月27日〕弓削是雄もこの系統に属するとされる〔。是雄の姓は連であったが、のちに宿禰姓を賜与された。 *地祇系 :天押穂根命が手を洗った水から生まれたとされる禰伎都麻を祖とする。〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「弓削氏」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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