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弱位相 : ミニ英和和英辞書
弱位相[なよなよ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [なよなよ]
 【名詞】 1. weak 2. delicate 3. supple
: [くらい]
  1. (n,n-adv,suf,vs) grade 2. rank 3. court order 4. dignity 5. nobility 6. situation 7. throne 8. crown 9. occupying a position 10. about 1 1. almost 12. as 13. rather 14. at least 15. enough to 1
: [そう]
 【名詞】 1. aspect 2. phase 3. countenance

弱位相 : ウィキペディア日本語版
弱位相[なよなよ]

数学における弱位相(じゃくいそう、)は、の代わりとなる語である。この語は、連続双対に関する(ノルム線型空間のような)線型位相空間の始位相を表すために最もよく用いられる。この記事ではこの場合を扱う。これは函数解析学の概念の一つである。
線型位相空間の部分集合が弱閉(あるいは弱コンパクト)であるとは、それらが弱位相に関して(あるいはコンパクト)であることをいう。同様に、函数が弱位相に関して連続(あるいは微分可能、解析的など)の場合、しばしば弱連続(あるいは弱微分可能弱解析的など)と呼ばれる。
== 弱位相と強位相 ==
''K'' を位相体、すなわち加法、乗法および除法が連続であるような位相を伴うとする。多くの応用において ''K'' はよくある位相を伴う複素数あるいは実数の体のいずれかである。''X'' を ''K'' 上の線型位相空間とする。すなわち ''X'' はベクトル加法とが連続であるような位相を備える ''K'' ベクトル空間である。
連続(あるいは位相)双対空間 ''X
*
'' を用いて、''X'' 上の異なる位相を定義することが出来ることもある。その位相双対空間は、与えられた位相に関して連続であるような ''X'' から基礎体 ''K''へのすべての線型函数からなる。''X'' 上の弱位相は、''X
*
'' に関するである。言い換えると、それは ''X
*
'' の各元が連続函数であるような(最も開集合が少ない位相)最も粗い位相である。弱位相を ''X'' 上の元の位相と区別するために、元の位相はしばしば強位相(strong topology)と呼ばれる。
弱位相に対するは、φ ∈ ''X''
*
と基礎体 ''K'' の開部分集合 ''U'' に対して φ−1(''U'') という形を取る集合の集まりである。言い換えると、''X'' の部分集合が弱位相において開であるための必要十分条件は、それが φ−1(''U'') の形を取る高々有限個の集合の共通部分であるような(無限個の場合もある)集合の合併として表現できることである。
より一般に、''F'' が代数的双対空間の部分集合であるなら、''F'' に関する ''X'' の始位相 σ(''X'',''F'') は「''F'' に関する弱位相」である。''F'' が ''X'' の連続双対空間全体であるように取ると、''F'' に関する弱位相は上述の定義における弱位相と一致する。
''K'' が絶対値 を持つなら、弱位相 σ(''X'',''F'') はすべての ''f''∈''F'' と ''x''∈''X'' に対して次のセミノルムの族により導出される:
:\|x\|_f \overset |f(x)|.
特に、弱位相は局所凸である。この観点より、弱位相は最も粗い(弱位相 (極位相)を参照)である。特に ''F'' が ''X'' の点を分離する ''X'' 上の線型汎関数のベクトル空間であるなら、位相 σ(''X'',''F'') に関する ''X'' の連続双対は ''F'' と一致する。'F'' に関する弱位相」である。''F'' が ''X'' の連続双対空間全体であるように取ると、''F'' に関する弱位相は上述の定義における弱位相と一致する。
''K'' が絶対値 を持つなら、弱位相 σ(''X'',''F'') はすべての ''f''∈''F'' と ''x''∈''X'' に対して次のセミノルムの族により導出される:
:\|x\|_f \overset |f(x)|.
特に、弱位相は局所凸である。この観点より、弱位相は最も粗い(弱位相 (極位相)を参照)である。特に ''F'' が ''X'' の点を分離する ''X'' 上の線型汎関数のベクトル空間であるなら、位相 σ(''X'',''F'') に関する ''X'' の連続双対は ''F'' と一致する。
'F'' に関する弱位相」である。''F'' が ''X'' の連続双対空間全体であるように取ると、''F'' に関する弱位相は上述の定義における弱位相と一致する。
''K'' が絶対値 を持つなら、弱位相 σ(''X'',''F'') はすべての ''f''∈''F'' と ''x''∈''X'' に対して次のセミノルムの族により導出される:
:\|x\|_f \overset |f(x)|.
特に、弱位相は局所凸である。この観点より、弱位相は最も粗い(弱位相 (極位相)を参照)である。特に ''F'' が ''X'' の点を分離する ''X'' 上の線型汎関数のベクトル空間であるなら、位相 σ(''X'',''F'') に関する ''X'' の連続双対は ''F'' と一致する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「弱位相」の詳細全文を読む




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