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張込み[はりこみ]
『張込み』(はりこみ)は、松本清張の短編小説である。初出は『小説新潮』1955年12月号である。1956年10月に短編集『顔』収録の1編として、講談社ロマンブックスより刊行された。 == 概要 == 1958年に松竹で映画化されたほか、数度にわたりテレビドラマ化もされた。有川博による朗読CDが、2003年に新潮社より発売された。 著者の清張はのちに、この作品の発想が、何気なく読んだ昭和30年(1955年)頃の新聞記事から始まったと回想した。記事の内容は、東京下町のある商店に強盗が入り、主人を殺して逃走、被疑者は九州の某県のある町に家があり、1年前から妻子を残して東京に出稼ぎに来ていたことが判明したため、警視庁から2名の捜査員が出張、九州の被疑者の家に張込みすることになった、というものであった。著者は最初、家で待っている犯人の妻を刑事の眼から見る筋を考えていたが、設定を変更し、犯人と恋仲であった女性が他家に嫁いでいるということにしたと述べた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「張込み」の詳細全文を読む
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