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水素イオン指数(すいそイオンしすう)、水素イオン濃度指数(すいそイオンのうどしすう)またはpH(ピーエイチ、ペーハー)とは、水素イオンの濃度を表す物理量である。pHは物理量の名称としても、物理量の記号としても用いられる〔J.G.Frey, H.L.Strauss著、独立行政法人 産業技術総合研究所 計量標準センター訳、『物理化学で用いられる量・単位・記号 第3版』、講談社サイエンティフィク、2009年 978-4-06-154359-1 、p.84またはオンライン 〕。pH値が小さいほど水素イオン濃度が高くなり、pHが1違うと水素イオン濃度が10倍違うこととなる。 pHの読みは「ピーエイチ」(英語読み)、または「ペーハー」(ドイツ語読み)である。日本では1957年(昭和32年)にpHのJISを制定する際に読みが「ピーエイチ」と定められ、現在の法令〔計量法および計量単位令〕およびJIS〔日本工業規格 JIS Z 8802 pH測定方法(1984年改正)〕では「ピーエッチ」と定められている。 pHの由来は『新和英中辞典』や『ジーニアス英和辞典』によると英語、『新英和中辞典』によるとフランス語 (英語の 'に相当、ただしフランス語では『ディコ仏語辞典』によればの略)、『オックスフォード英英辞典』によるとドイツ語 である。ラテン語に由来するという説明もある。に相当、ただしフランス語では『ディコ仏語辞典』によればの略)、『オックスフォード英英辞典』によるとドイツ語 である。ラテン語に由来するという説明もある。 == 概説 == 水素イオン指数とは、水素イオンの濃度を表す物理量である。その濃度を、mol/Lまたはmol/dm単位で表した水素イオンのモル濃度の数値の逆数の常用対数で示したものである。 通常の場合は、水溶液中での値を指し、1 atm・25 ℃の状態においてpH = 7が中性で、pHが7よりも小さくなればなるほど酸性が強く、逆にpHが7よりも大きくなればなるほどアルカリ性が強い〔広辞苑【pH】〕。一般的な水溶液ではpHはおおむね0~14程度の範囲にある、と考えてよい(ただし、高濃度の溶液の場合、若干例外的なことが起きうる)。 簡単に言うと、物質の酸性・アルカリ性の度合いを示すための指標として考案されたものである。1909年にデンマークの生化学者セレン・セーレンセンにより提唱された。(その後、1924年に定義が改訂され、)現在ではモル濃度のかわりに「活動度」(活量)を用いて定義されているが〔、モル濃度による指数と活動度による指数の差は通常0.1以下〔なので、実用上はほぼ同一視して良い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水素イオン指数」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 pH 」があります。 スポンサード リンク
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