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形式陶冶 : ミニ英和和英辞書
形式陶冶[けいしきとうや]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
形式 : [けいしき]
 【名詞】 1. (1) form 2. formality 3. format 4. (2) appearance 5. mode 6. (3) math expression 
: [しき]
  1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style 
陶冶 : [とうや]
  1. (n,vs) training 2. education 3. cultivation
: [や]
 (n) melting

形式陶冶 : ウィキペディア日本語版
形式陶冶[けいしきとうや]
形式陶冶(けいしきとうや)は、教育による働きかけの捉え方のひとつ。陶冶自体は、ドイツ語のBildungの訳語で、人間形成のことである。
形式陶冶は、実質陶冶に対置して言われる言葉で、形式陶冶は、単に知識をあれこれと子どもたちに教え込むことではなく、その知識を使いこなす能力、それをさして「形式的」というのだが、それを発展させることで、思考力(記憶力・推理力・想像力などの精神的能力)がつくとする教育の立場である。時に、その効果(学習転移)も形式陶冶ということがある。速読、多読、百ます計算体験学習、勤労体験などは、いずれもこの形式陶冶から派生してきた教育活動のアイディアである。
実質陶冶は、これに対して個々の内容的な知識を身につけさせることをいう。
形式陶冶と実質陶冶は、そのformaleとmaterialという形容詞は、ギリシア哲学の形相と質料、つまり器(かたち)と内容(心)を意味する言葉の対比から着目されたもので、いずれか一方のみが重要というものではない。ただ、武道華道茶道などの教育で、かたちから心へとか、心が出来れば形に表れるといった表現が往々にしてなされるように、いずれか一方の教育成果が、自ずと他方に連鎖的な効果をもたらすという見解を表明する教育学者もままある。
形式陶冶を最初に提唱したのは、ドイツの教育者ヴィルヘルム・フォン・フンボルトで、彼の考え方は、その後20世紀初頭のゲオルグ・ケルシェンシュタイナーの労作教育の考え方にも反映された。またクルト・ハーンのアウトワード・バウンドなどの身体的鍛錬を重視した考え方も、これにつながるものである。
古典語と数学がこの極の教科として認められた。 しかし、19世紀にすでにこれに対する反対があった。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「形式陶冶」の詳細全文を読む




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