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彦根屏風(ひこねびょうぶ)は、江戸時代初期に描かれた風俗画。紙本金地著色、六曲一隻、縦94.0cm横271.0cm(本紙のみ)の中屏風画である。1955年に国宝に指定。国宝指定名称は「紙本金地著色風俗図(彦根屏風)」〔国宝指定の告示は昭和30年2月2日文化財保護委員会告示第9号。平成20年7月10日文部科学省告示第116号で員数が「6面」から「六曲屏風一隻」に変更されている。〕。滋賀県・彦根市所蔵、彦根城博物館保管。近世初期風俗画の代表作の1つで、浮世絵の源流とも言われる。 == 概要 == 描かれた場面は近世初期、京都六条柳町(通称三筋町)の遊里である。当時、六条柳町の太夫は同時に四条河原町で演じられる遊女歌舞伎の演者でもあった。こうした遊里や歌舞伎といった享楽的で華やかな題材にもかかわらず、絵にはどこか冷たく寂しげな雰囲気が漂う。制作年代は、類品との比較や金地の使い方などから、寛永年間、特に寛永6年(1629年)前後から11年(1634年)の間だと推測される。この時代、風紀の取り締まりが厳しくなっていき、絵のような情景は急速に失われつつあった。この絵の発注者及び絵師は、かつて自分たちが楽しみ、今無くなりつつある情景を追憶するために制作されたとも推測できる。 画中の形式を観察すると、中国の文人たちの「雅」な遊び「琴棋書画」を、当世日本の「俗」な物に置き換えられている事が指摘できる。即ち、琴は三味線、棋(囲碁)はすごろく、書は艶文、画は画中屏風の山水画、にそれぞれ見立てられている。こうした趣向は近世絵画では珍しいことではないが、彦根屏風はその最初期の作例であり、後の浮世絵にも受け継がれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「彦根屏風」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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