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『このこ誰の子?』(このこだれのこ)は、1986年10月22日から1987年3月25日まで、大映テレビ制作・フジテレビ系列で毎週水曜日20:00~20:54に放送された学園ドラマである。 原作は週刊セブンティーンに連載されていた津雲むつみの『彩りのころ』。全22話。杉浦幸主演のテレビドラマの時間枠としては2作目。 高視聴率番組であったにもかかわらず、未だにDVD-BOX等で一度も商品化されていないのは、ヒロインの衝撃的であまりにも生々しいレイプシーンなどの過激な演出や、ジャニーズの版権(肖像権管理に関して非常に厳格な態度を取り、簡単には許諾しない)が関係しているとされているが定かではない。従って、2004年秋から2005年春にかけてavex traxから発売された大映テレビDVD-BOXシリーズのラインナップからは外されており、今後も発売は未定である。なお、この作品は同シリーズ『ヤヌスの鏡』『花嫁衣裳は誰が着る』のような「番外編(NG集)」は放送されなかった。 ==あらすじ== ''“あなたの子は誰の子ですか?”'' :あまりにもショッキングなテーマ。あまりにもエキサイティングな展開。こんな問題作を「学園ドラマ」と呼んでいいのだろうか。 (番組宣伝資料より) 「''神はこの世に生まれた全ての生を嘉(よみ)したもうか…。 この物語は、愛の神に心を委ね、生きる事への苛酷な挑戦を試みた一少女の、愛のロマンである。''」(オープニングナレーション) 幼馴染みとして育った杉浦葵と進藤宗次郎は、ともに同じ高校に通う高校2年生。両親も認めた恋仲で、幼さ残る睦まじい二人だった。そんな二人とは対照的に、葵たちと同い年で宗次郎の継母・百合の歳の離れた弟・朝比奈拓也は、母と釧路でひっそりと生活していた。ところが、拓也の母の死により上京し、渋谷の宗次郎一家に身を寄せ、葵たちと同じ高校に通うことになった。上京した拓也は、初対面で葵に強烈な一目惚れをしてしまう。 しかし、拓也は出生の秘密を持っており、戸籍上では百合の弟ということになっていたが、実は百合が中学生の時にレイプされて妊娠し産んだ子であった。 転校して数日後、拓也は葵がマネージャーを務め宗次郎も、在籍する柔道部に葵目当てで入部した。 そんなある日、同校道場では他校との試合が行われていた。柔道部の練習にほとんど顔を出さない拓也は、除名を通告されそうになっていたため、そんな拓也を気遣っていた葵は、拓也を捜しに赴いた柔道部部室で不意に拓也に突き飛ばされて気を失ってしまう。気を失ってしまった葵は、葵に対する抑えられなくなった感情が爆発した拓也に、不運にも強姦され、その上に妊娠までしてしまう。 一度は中絶を決意するも、悩み抜いた末に、葵は独りで出産することを決意し、家出(清里→浜名湖→名古屋→京都→鎌倉)をしてしまう。宗次郎は二人の恋仲を壊した拓也を憎みながら葵を捜し、拓也も高校を自主退学して葵を忘れるべくボクシングに熱中するが、葵を捜す旅に出る……。 高校2年生にしてレイプにより望まない相手の子を妊娠をした少女が、悩みながらも強く生きて行く姿を通じて、少年少女の愛と性、それを越えて勝ち得る愛と信頼の素晴らしさを描いた青春ドラマである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「このこ誰の子?」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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