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【名詞】 1. Kagemusha (shadow warrior) (in Kurosawa film) 2. wire puller =========================== ・ 影 : [かげ] 【名詞】 1. shade 2. shadow 3. other side ・ 影武者 : [かげむしゃ] 【名詞】 1. Kagemusha (shadow warrior) (in Kurosawa film) 2. wire puller ・ 武者 : [むしゃ] 【名詞】 1. warrior ・ 者 : [もの] 【名詞】 1. person
影武者(かげむしゃ)は、権力者や武将などが、敵を欺いたり味方を掌握するため、自分とよく似た風貌や服装の人物を身代わりとさせること。また、その身代わりの人物そのものを言う。日本の戦国時代の武将の事例がよく知られるが、古代メソポタミアの身代わり王のように、古今東西を問わず似た事例が見られる。英語では、political decoy(英語版)と呼ばれる。 == 歴史と実態 == === 中世・近世 === 戦乱の時代では、戦闘に際して部下に武将と同じ衣服や甲冑を着用させて敵方を欺き、陽動作戦を行なったり、武将が自らの戦病死や不在を隠すために用いられた。写真がない時代〔肖像画は鎌倉時代から盛んに描かれたが、誰でも見られるものではなく、また日本では、貴人の顔をまじまじと見るのは恐れ多いとの観念があり、肖像画を描く絵師も余り顔を見ないで描く場合が多く、実物と似ていないこともあった。〕では、名の知られた武将や権力者であっても人々が顔を知っているとは限らず、有効な手段であった。 平安時代の平将門には6人の影武者がいて、将門を討とうとした藤原秀郷が困惑した〔一人だけが白い息を吐いていたので、それを矢で射たら実物の将門で、残る6人は人形であったという。〕とする「七人将門」の話が伝わる。 鎌倉時代末期の元弘の乱では後醍醐天皇の腹心花山院師賢が帝を装い、公家を従え服装と腰輿を整えて、比叡山に登り、緒戦、志賀の唐崎で北条軍を破ることに成功したが、すぐに正体がばれて延暦寺の僧兵に離反された。しかしその隙に、後醍醐天皇は笠置山で挙兵した。また村上義光は、吉野城の戦いにおいて大塔宮護良親王の鎧と錦の直垂を身につけ、宮の名を偽って名のり、身代わりとなって切腹したが、その隙に護良親王は南紀に落ち延びることに成功した。 戦国時代に入ると、「元の木阿弥」という成語の語源となった、筒井順昭の影武者の木阿弥という僧の事例が知られる。川中島の合戦で上杉謙信と渡り合った武田信玄は、実は影武者で信玄の弟(武田信廉)だったとも言われる。大坂夏の陣では、真田信繁(幸村)が穴山小助・根津甚八らを影武者として、徳川勢を混乱させたと伝えられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「影武者」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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