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待遇表現(たいぐうひょうげん)とは、円滑なコミュニケーションを推進するため、上下親疎の人間関係及びその場の状況や雰囲気を認識し、言葉・文章を選択して言語化することを指す〔国立国語研究所『敬語教育の基本問題(下)』p.1〕〔曽我 (1995) , p.15〕。 ==定義== 坂本恵と蒲谷宏が1991年の早稲田大学日本語研究教育センター紀要三号で発表した『待遇表現教育の構想』では、"「待遇表現」とは、「表現主体」が、ある「表現意図」を、「自分」・「相手」・「話題の人物」相互間の関係、「表現場」の状況・雰囲気、「表現形態」等を考慮し、それらに応じた「表現題材」、「表現内容」、「表現方法」を用いて、表現する言語行為である" と定義している〔蒲谷・坂本 (1991) , p.26〕。教育の場や標準としての言語の中で相手を卑下し、悪口する表現が取り上げられることは少ないため〔『世界大百科事典「敬語 - 林大」』〕、狭義には敬語表現を指して待遇表現と呼称する場合もあるが、通常は自身の持つ感情や思想を直接的に表現するのではなく人間関係や場に配慮して選択的に表現する言語行為全般を指している〔蒲谷・坂本 (1991) , p.27〕。 例えば、自身に「水を飲みたい」という欲求があり、これを相手に伝えたい場合、相手が誰で、現在がどういう状況なのかによって選択される表現が異なる〔蒲谷・坂本 (1991) , p.41〕。相手が友人で表現場が友人の家であった場合、「依頼」という表現機能が選択され、「水ちょうだい」や「お水をください」といった表現が選択される。相手が目上の上司で場所が仕事場であった場合、「許可」という表現機能が選択され、「水を飲みに行っても良いですか」などといった表現が選択される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「待遇表現」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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