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魚鱗癬(ぎょりんせん、英語:Ichthyosis)は、皮膚病の一つ。魚の鱗のように皮膚の表面が硬くなり、剥がれ落ちる病気。 遺伝子異常による皮膚表面角質の形成障害が原因と考えられており、特にケラチン1や10の遺伝子異常に起因することが示唆されている〔 PMID 17255957〕〔 PMID 17596149〕。夏は特に体温調節が難しく、根本的な治療法はまだ見つかっていない。水疱型と非水疱型は、国の小児慢性特定疾患研究事業に認定されており18歳未満、治療継続の場合は20歳未満まで、医療費補助を受けることができる〔小児慢性特定疾患治療研究事業の概要 - 厚生労働省 〕。伝染性は全くないが、外見の印象が強い症状であるため、差別・偏見の問題がある。 == 呼称 == ''現代医学の知見とは異なるが''、言葉としての日本語名「魚鱗癬」は、「魚」の「鱗」様の「癬(たむし)」、すなわち「魚の鱗のような状態になる、たむし(体部白癬)」との原義がある。 英語名 ichthyosis、および、ギリシア語名 Ιχθύαση は、古代ギリシア語「ichthӯo- (仮名転写:イクテューオ…。cf. ichthӯs,〔cf. wikipedia(en):ichthys.〕。意:of fish、魚の…)」と、同じく「condition、状態」を表す語を作るギリシア語接尾辞である「-ōsīs (…オーシース。cf. -osis, la:-osus)」を連結した合成語であり、「魚の状態のもの、魚状のもの」、転じて「魚様の症状」との含意がある。 なお、英語名の発音を仮名転写するなら、「イクシオウシス」が近似(元の古代ギリシア語音では「イクテューオーシース」)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「魚鱗癬」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ichthyosis 」があります。 スポンサード リンク
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