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後藤仁 : ミニ英和和英辞書
後藤仁[ごとう じん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [のち]
  1. (n,adj-no) afterwards 2. since then 3. in the future 
: [ふじ]
 【名詞】 1. wisteria 
: [にん, じん]
 (n) kernel

後藤仁 : ウィキペディア日本語版
後藤仁[ごとう じん]
後藤 仁(ごとう じん、1968年 - )は、平成時代の日本画家・絵本画家。日本の伝統技法を活かした描法により、アジアや日本各地に取材した美人画を中心に、風景画花鳥画等を手がける。また、日本画の技術を用いて高級壁紙の金唐革紙や、絵本の原画等の制作を行う。師系は後藤純男日本児童出版美術家連盟会員、絵本学会会員、日本中国文化交流協会会員。
== 概要 ==
兵庫県赤穂市生まれ。小学校1年生の時に大阪府堺市に移る。小中学生の頃は、水彩・アクリル絵具による空想画を多く描く。15歳の時、大阪市立工芸高等学校美術科に入学して、油彩画・彫塑・デザイン・製図・デッサン等とともに日本画を学び、高校2年生で日本画を専攻する。大阪市立工芸高等学校美術科を実技・学科ともに首席にて卒業する。同校の卒業生には、日本画家の稗田一穂らがいる。この子供時代に、岡本太郎が審査委員長をつとめる絵画コンクールで佳作受賞する等、各種絵画公募展での入選・受賞は14回に及ぶ〔「朝日新聞」大阪版 1986年8月31日朝刊〕〔「月刊ボザール」(後藤仁特集ページ)2004年8月320号、社団法人美術愛好会 サロン・デ・ボザール〕。
高校卒業後は東京に上京し、美術予備校の立川美術学院日本画科で村上隆、菅原健彦らに、デッサン着彩を2年間学ぶ。21歳で東京藝術大学絵画科日本画専攻に入学。当時の学長は平山郁夫である。大学では教授の加山又造、後藤純男、福井爽人らに日本画を学ぶ。大学3年生より金唐革紙(きんからかわし。手製高級壁紙のこと)の復元製作を始め、以後約12年間に「入船山記念館呉市)」、「移情閣 ・孫文記念館(神戸市)」、「旧岩崎邸台東区)」等の重要文化財建造物の復元事業に携わり、この技術も日本画制作に取り入れる。(現在、金唐革紙製作の完全な知識・技術を保持しているのは後藤仁のみとなり、2006年より金唐革紙保存会を主宰する〔「広島県重要文化財旧呉鎮守府司令長官官舎修理工事報告書」p.16、1996年3月、財団法人文化財建造物保存技術協会〕〔「孫中山記念館(移情閣)概要」2001年、財団法人孫中山記念会〕〔「月刊ボザール」(後藤仁特集ページ)2005年12月336号、社団法人美術愛好会 サロン・デ・ボザール〕〔後藤仁「正伝 金唐革紙の製作について」2013年1月、金唐革紙保存会〕。)東京藝術大学の卒業制作は、インドネシアボロブドゥール遺跡に取材した「昇殿」(F150号)。
大学卒業後は後藤純男に師事して、日本画家として活動をする。卒業に前後し、後藤純男に同行して沖縄本島、北海道(富良野知床の流氷)、東北(会津若松田沢湖角館)等への写生旅行をする。活動初期は国内外の取材をもとに、プランバナン遺跡等の古代遺跡や阿蘇山斜里岳等の自然をモチーフにした雄大な風景画や、野に咲く花々を多く描く。1998年頃より「アジアの美人画」をテーマに、アジアや日本の伝統文化・舞踊等に取材した人物画を中心に描く。
現在までに、「ちばぎんアートギャラリー日本橋」等の画廊で多くの日本画個展を開く他、後藤純男門下による「翔の会日本画展(銀座松坂屋)」等のグループ展を全国の美術館・画廊・百貨店で多数開催する。絵画公募展での入選・受賞は、「三渓日本画賞展2000(横浜三渓園)」入選(審査委員 中島千波、平松礼二、草薙奈津子 他)、「新生展(新生堂南青山)」入選(審査委員 千住博、中島千波、大矢英雄、籔内佐斗司 他)、「北の大地展(北海道)」佳作、「F展(大阪市立美術館)」大阪市立美術館館長奨励賞、等がある。また、「紙の博物館(東京都王子)」、「呉市立美術館(広島県呉市)」、「大英博物館イギリス)」等の金唐革紙展の製品を製作・展示する。
日本画作品の特長としては、作家独自の鋭く繊細な鉄線描(てっせんびょう。法隆寺金堂壁画等に見られる技法)、幻想的・物語的な空間表現、中国の少数民族や各国の民族衣装の華麗な色彩表現、人物の清楚な美しさと人物の心を表出した目の描写の印象強さ等が挙げられる。また、アジア各国や日本各地での単独取材旅行を多く行う〔「美じょん新報」(後藤仁特集)2004年1月号、ビジョン企画出版社〕〔「新美術新聞」(後藤仁特集記事)2004年3月1日号、美術年鑑社〕。
現在、千葉県松戸市にアトリエをかまえ、「アジアの美人画」を中心画題として描く他、風景画や花鳥画等の小品も描く。また、アジアの民話を元にした絵本の原画制作等、日本画を軸とした様々な絵画表現を探求している〔後藤仁 画、君島久子 再話、絵本「ながいかみのむすめ チャンファメイ(中国トン族の昔話)」(月刊絵本「こどものとも」通巻684号、2012年度3月号)2013年3月、福音館書店〕〔後藤仁 絵、君島久子 文、絵本「犬になった王子 チベットの民話」2013年11月15日、岩波書店〕。金唐革紙保存会 主宰、日本児童出版美術家連盟 会員〔「日本児童出版美術家連盟」公式ホームページ 〕、絵本学会 会員〔「絵本学会」公式ホームページ 〕、日本中国文化交流協会 会員〔「日本中国文化交流協会」公式ホームページ 〕、この本だいすきの会 会員。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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