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従恪 ( リダイレクト:完顔従恪 ) : ウィキペディア日本語版
完顔従恪[かんがんじゅうかく]
完顔 従恪(かんがん じゅうかく、? - 1234年)は、の第7代皇帝である衛紹王の嫡子。女真名は不明。姉にモンゴルに嫁いだ哈敦(ハトン)公主がいる。
皇太子時代には胙王・左丞相に封じられる。1213年に父が将軍胡沙虎のクーデターで殺されると、胡沙虎によって太子の地位を追われた挙句に幽閉される。間もなく胡沙虎が殺害され、従兄の宣宗が即位したが、従恪は解放されることなく、そのまま20年間幽閉された。その間に、姉の哈敦公主がモンゴルに強制的に嫁がされるなど不運が続いた。1233年、西面元帥の崔立哀宗にクーデターを起こすと、宣宗未亡人である太后の詔命で従恪は解放され、改めて梁王に封じられる。しかし、翌年にスブタイ率いるモンゴル軍が開封に迫ったため、崔立によって捕らわれて、従子(おい)の荊王・守純(女真名は盤都)と共にスブタイに引き渡され、守純と共に極刑に処され晒し首となった。




抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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