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御前埼灯台(おまえざきとうだい)は、静岡県御前崎市御前崎の最南端に立つ、白亜の塔形をしたレンガ造の大型灯台。日本の灯台50選に選ばれているほか、歴史的・文化的価値の高さから、Aランクの保存灯台に指定されている。 周辺は、御前崎遠州灘県立自然公園に指定されていて、雄大な太平洋のパノラマが展開している。なお、「御前崎」に設置されているが、灯台名は「御前埼」である。 == 歴史 == *1635年(寛永12年)この場所に徳川幕府によって、「見尾火(みおび)灯明台」が作られていたが、昔から、遠州灘は航海の難所で、この沖の岩礁で座礁、難破する船も多かったためである。 *1871年(明治4年)4月8日、旧幕府が建造した軍艦が、 この沖合のセイゴ根に座礁したこともあって、洋式灯台の建設が急がれることとなった。 *1872年(明治5年)5月26日に起工。 *1874年(明治7年)5月1日に完成し、初点灯したが、2年もの工期を費やした。かの、「灯台の父」と呼ばれる英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計によるもので、当時の金額で2万5千円余りの巨費を投じている。そして、回転式の第1等フレネル式レンズ(フランス製)が日本で初めて使用された。 *1917年(大正6年)8月23日、1,000W白熱電灯が使用される。 *1945年(昭和20年)7月24日から、太平洋戦争のためのアメリカ軍による艦載機と艦砲射撃によって、レンズや灯器が破壊され、灯塔にも銃弾を浴びて、損傷してしまう。 *1949年(昭和24年)3月24日に、戦災復旧工事が完成し、建設当初のレンガ造の灯塔を保ったまま美しい灯台に復元されたが、レンズは第3等大型フレネル式レンズに変わっている。 *1981年(昭和56年)、無線方位信号所(レーマークビーコン)を設置。 *1983年(昭和58年)1月から3月にかけて灯塔の補強工事を実施。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「御前埼灯台」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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