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ハマグリ(蛤、文蛤、蚌、)は、マルスダレガイ上科マルスダレガイ科に分類される二枚貝の1種である。食用として重要な貝類の一つである〔新明解国語辞典には「食べる貝として、最も普通で、おいしい」と書いてある。〕。春の季語〔広辞苑第5版〕〔『俳句歳時記 第4版』角川学芸出版、2008年、ISBN 978-4-04-621167-5〕。 ==呼称== 浜の栗、あるいは浜の礫から。「ハマグリ」という呼称は、生物学的には唯一の種 を指す標準和名であるが、他にもいろいろな使われ方があるため、生物学や水産学関連の文書以外での「ハマグリ・はまぐり・蛤」などが何を指すのかが不明な場合も多く、注意が必要である〔『旬の食材 春の魚』講談社 ISBN 4-06-270131-6〕。古くは『常陸国風土記』に鹿島のハマグリの碁石が名産として記述されているが、これは外洋産のチョウセンハマグリのことである。 古くは一般的な二枚貝類の総称として「ハマグリ」が使われた。これは他の言語で二枚貝一般を指す単語、例えば英語の などに通じる用法で、英和辞典に の訳語として出ている「ハマグリ・蛤」もこれに相当する。したがって翻訳文の中で「ハマグリ」と訳されている貝は、実際には真のハマグリとは属はもとより科さえ異なる二枚貝であることも多い(下記 Clamの例も参照)。 和名構成の基幹ともなり、ベニハマグリ(バカガイ科)、ノミハマグリ(マルスダレガイ科ノミハマグリ属)など、分類学的には縁のない別属や別科の二枚貝にも「○○ハマグリ」という標準和名のついた種も少なくない。 ハマグリ属()の種はどれも外見が似ているため、水産市場や日常生活ではチョウセンハマグリやシナハマグリを含め、ハマグリと総称・混称される。なお、国内で流通するハマグリと呼ばれる貝で流通がもっとも多いのはチョウセンハマグリ(汀線蛤〔大洗観光協会 鹿島灘ハマグリ 〕〔今が旬、鹿島灘ハマグリ jf-net JF全漁連〕)である。 2000年頃以降に日本の市場で「白はまぐり」〔商標「プリップリッ白はまぐりちゃん」第5104724号(2008年1月11日登録)の指定商品または指定役務は、ホンビノスガイとされる。〕「白蛤」などの名で売られるようになったものは、近縁の同科別属のホンビノスガイである〔ホンビノスガイ(チェリーストーン) | おさかなギャラリー | マルハニチロ株式会社 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハマグリ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Meretrix lusoria 」があります。 スポンサード リンク
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