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志太郡衙跡(しだぐんがあと)は、静岡県藤枝市南駿河台にある古代駿河国志太郡の郡家(郡衙)の遺跡。別名を「御子ヶ谷遺跡(みこがやいせき)」。国の史跡に指定されている。 == 概要 == 1977年(昭和52年)に団地造営のための区画整備を行っている際に発見され、その後の発掘調査によって掘立柱建物30棟をはじめ、門や板塀、井戸・道路などの遺構が次々と発見され、古代郡衙の構造を示すものとされた。さらに出土した260点余りの墨書土器から、「志太」という地名と大領・少領・主帳などの郡司の官職名が確認され、志太郡の郡衙跡と判明した。このため、当該区域での団地造営は中止され、史跡公園として整備された。 遺構は東西と南側を丘陵に囲まれた谷部に位置し、8世紀前半から9世紀前半にかけて3期の造替を繰り返したと見られる〔。建物は南北に棟の方位を揃えた規則的な配置であるが、小規模かつ典型的な郡庁と異なる構成であるため、郡庁や正倉ではなく厨家や館の遺構と推測される。 File:Shida-gunga-ato well.JPG|井戸と掘立柱建物群(1棟のみ復元) File:Shida-gunga-ato building-A.JPG|掘立柱建物A File:Shida-gunga-ato entrance.JPG|正門(左)と通用門(右、いずれも復元) File:Shida-gunga-ato street.JPG|石敷道路 ファイル:「志太」墨書銘土器.JPG|「志太」墨書銘土器 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「志太郡衙跡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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