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【名詞】 1. Oniwaban 2. the Shogunate's "guard of the inner garden" =========================== ・ 御 : [ご, お, おん, み] 1. (pref) honourable 2. honorable ・ 御庭番衆 : [おにわばんしゅう] 【名詞】 1. Oniwaban 2. the Shogunate's "guard of the inner garden" ・ 庭 : [にわ] 【名詞】 1. garden ・ 庭番 : [にわばん] (n) guard of the inner garden ・ 番 : [ばん] 【名詞】 1. (1) watch 2. guard 3. lookout 4. (2) bout, match (sumo) 5. (3) (one's) turn ・ 衆 : [しゅう] 【名詞】 1. masses 2. great number 3. the people
御庭番(おにわばん)は、江戸時代の第8代将軍・徳川吉宗が設けた幕府の役職。将軍から直接の命令を受けて秘密裡に諜報活動を行った隠密をさした。 諜報活動といっても、実際には時々命令を受け、江戸市中の情報を将軍に報告したり、身分を隠して地方に赴き情勢を視察したりしていた程度だといわれている。その実態としては大目付や目付を補う将軍直属の監察官に相当する職だと考えられる。しかし一般には、いわゆる間者や忍者の類だったとする御庭番像が広まっており、時代劇、時代小説等でそのような描写が数多くなされている。 == 職務 == 御庭番は、江戸幕府の職制では大奥に属する男性の職員・広敷役人のひとつで、若年寄の支配だった。彼らは江戸城本丸に位置する庭に設けられた御庭番所に詰め、奥向きの警備を表向きの職務としていた。時に将軍の側近である御側御用取次から命令を受け、情報収集活動を行って将軍直通の貴重な情報源となった〔深井雅海「江戸幕府御側御用取次の基礎的研究」1983年5月(『国史学 第120号』) 〕。また、日常的に大名・幕臣や江戸市中を観察し、異常があれば報告するよう定められていたといわれる。 御庭番は、庭の番の名目で御殿に近づくことができたので、報告にあたっては御目見以下の御家人身分であっても将軍に直接目通りすることもあり、身分は低くても将軍自身の意思を受けて行動する特殊な立場にあった。 御庭番はその特殊な任務のために、功績を挙げて出世する機会に恵まれ、中には幕末に初代新潟奉行・長崎奉行を歴任した川村修就、勘定奉行・外国奉行を歴任し、日米修好通商条約批准のため使節副使としてアメリカに渡った村垣範正のような人物もいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「御庭番」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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