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御用火事(ごようかじ)は、1872年(明治5年)に建設途上の札幌で起きた、都市計画上の都合による意図的な火災。 開拓使判官・岩村通俊が率先して家々に火をつけて回っており、後にその部下となる江崎正忠は著書『岩村通俊男の片鱗』にて、岩村の執った非凡な施策の代表例として、薄野の「御用遊郭」と並びこの御用火事を挙げている。 == 背景 == 1871年(明治4年)、開拓使判官に就任した岩村通俊は札幌建設を推進するため、永住希望の妻帯者を対象に家作料(自宅の建築費)として、当時としては大金である100円の貸付を行った。申請件数は半年間で250にのぼった。 ところが家屋の建築数はいっこうに増えなかった。「妻帯者限定」という条件をかいくぐるため、2円ほどの手間賃で人妻を借りて夫婦を装った独身男性までもが申請者に混じっていたのである。また本来であれば、100円は工事の進捗状況を確認しながら数回に分けて貸し出されるはずだったが、工程中の検査はほとんど行われなかった。完工検査は実施されていたが、申請時の人妻同様、家屋を検査対象地に移築して使いまわすという手法が横行した。 こうして開拓使から大金をせしめた男たちは、従前同様に草葺屋根の簡素な小屋で生活していたが、そうした家は燃えやすいため、とりわけ乾燥する春になると深刻な火災を起こしかねなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「御用火事」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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