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御稲御倉(みしねのみくら、ごとうのみくら〔福山ほか(1975):228ページ〕)は、伊勢神宮皇大神宮(内宮)の所管社。御稲御倉神(みしねのみくらのかみ)とも称する〔伊勢文化舎 編(2008):114ページ〕〔宇治山田市役所 編(1929):16ページ〕〔櫻井(1970):156ページ〕。内宮の宮域内、荒祭宮に向かう道の途中に鎮座する〔。 小さいながら、内宮と同じ唯一神明造の神社である〔〔学研パブリッシング(2013):56ページ〕。 == 概要 == 三重県伊勢市宇治館町、内宮の宮域、正宮の北西に鎮座する〔。内宮の所管社30社のうち第6位である。内宮の正宮で祭が行われるたびに御稲御倉でも祭祀が行われる〔。御稲御倉の北には外幣殿(げへいでん)がある〔。 神宮神田で収穫されたイネは抜穂(ぬいぼ)にして、御稲御倉へ納められる〔。御倉のイネは内宮の祭祀に合わせて取り出され、大御饌として天照大神に捧げられる〔〔。すなわち内宮穀倉として利用されている〔。古式に則り、装束をまとった神職が御倉へ納める〔櫻井(1970):155ページ〕。御倉からイネを取り出すことを御稲奉下(ごとうほうげ〔、みしねほうげ〔矢野(2006):111ページ〕)と称し、前日から参籠潔斎(さんろうけっさい)した神職が行う〔。奉下されたイネは稲扱(いねこき)、籾摺(もみすり)、七分搗きにした後、忌火屋殿で神酒・御餅・御飯(おんいい)に調理され、神前に供される〔。 なお、神宮式年遷宮の祭事の1つで、正殿の床下に柱を立てる「心御柱奉建」(しんのみはしらほうけん)で用いる心御柱も御稲御倉に納められる。 社殿は唯一神明造である〔。内宮の方角(東)を向いて建っている〔。高床の切妻屋根で、千木・鰹木を備えるなど、内宮の東西宝殿や外幣殿に酷似した構造である〔。高床であるため、御稲奉下の際には取り外し可能な階段を取り付け、権禰宜が御鑰(みかぎ)を開錠して御扉を開き、イネを取り出す〔矢野(2006):111 - 112ページ〕。玉垣や賽銭箱はない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「御稲御倉」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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