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宇治採茶使(うじさいちゃし)は、京都府宇治市の名産品である宇治茶を徳川将軍家に献上するための茶壷を運ぶ行列のこと。俗に御茶壷道中という。 == 歴史 == 起源は慶長18年(1613年)、江戸幕府が宇治茶の献上を命じる宇治採茶師を派遣したのが始まりで、元和年間、使番が使者に任命され宇治茶を運んでいた。徳川家光の時代の寛永9年(1632年)に制度化され、寛永10年から幕末の慶応2年(1866年)まで続けられた。 最初の例は寛永10年(1633年)、採茶使を旗本の神尾守勝、近藤用行、安藤正珍、朽木友綱が務めた。 行列はないが最後に江戸に茶壷を送ったのは慶応3年(1867年)である。この時は徳川慶喜が二条城に在洛中であり、随行していた元数寄屋組頭の鈴木春碩が宇治に来て、必要なだけ御茶壺のみを宿次人足に委ねて江戸城に運んでいる。 平成6年(1994年)、平安建都1200年記念事業で、有志により京都から東京まで徒歩で御茶壺道中が再現された。また、茶壷蔵のあった山梨県都留市でも毎年この行列を再現している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「宇治採茶使」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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