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馬廻(うままわり)は、騎馬の武士で、大将の馬の周囲(廻り)に付き添って護衛や伝令及び決戦兵力として用いられた武家の職制のひとつ。平時にも大名の護衛となり、事務の取次ぎなど大名の側近として吏僚的な職務を果たすこともあった。武芸に秀でたものが集められたエリートであり、親衛隊的な存在であったとされる〔馬廻 - 世界大百科事典第2版「馬廻」(コトバンク)〕〔図説 戦国武将おもしろ事典 p276(監修/奈良本辰也・1990年 三笠書房)〕。 == 歴史 == === 戦国時代以前 === 馬廻という語は、南北朝時代を描いた『太平記』に「義貞ハ兼テヨリ馬廻ニ勝レタル兵(つわもの)ヲ七千余騎囲マセテ」として馬上の大将の周囲そのものを馬廻と呼んでいるが、その存在自体はそれ以前よりあったと考えられている〔。 武家の職制として確立されたのは戦国時代後半とされる〔。 大名家によって様々な呼び名があり、後北条氏の馬廻衆が有名である。織田信長の馬廻衆は、小姓と並んで土豪の次男・三男などから編成され、信長の側近として活躍した。信長の馬廻・小姓の精鋭は赤・黒二色の母衣衆に抜擢され、そこから部隊の指揮官に昇進した例も多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「馬廻」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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