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『漂流教室』(ひょうりゅうきょうしつ)は、楳図かずおの漫画作品。 == 作品解説 == 荒廃した未来世界に校舎ごと送られてしまった主人公の少年・高松翔ら小学校児童たちの生存競争を描いた作品。 担当編集者の「のっけから、ドーンと盛り上がるモノにしてほしい」という要望に、二つ返事で快諾。以前から考えていた「『十五少年漂流記』を学校ぐるみでやる」という構想を元に、それに「時間を越えた母子の愛」と、当時問題となりつつあった公害をテーマに盛り込んだ。元々、以前からの構想やアイデアがあったため、冒頭からラストまでのかなり細かい部分を頭の中で作り上げてから書き始めたという〔大槻ケンヂ+楳図かずお「対談 -タマミちゃんにはチャレンジ精神がある-」 楳図かずお『赤んぼう少女 ~楳図かずお作品集~』角川ホラー文庫H601-4 1994年 ISBN 978-4-04-160806-7〕。楳図は、本作においての編集者との会話は、先述の一言と、膨大な量のメモを見たときの「もうそろそろいいんじゃないの」だけであったと述べている。 題名の『漂流教室』は、編集会議で決まったものだが、楳図はもう一つの題名として、「ただいま」を挙げている。ミュージシャンでもある楳図は、後に『ただいま』という曲を発表している〔楳図かずお「あとがき」『漂流教室2 怪虫篇』〕。 週刊少年サンデー1972年23号 - 1974年27号まで連載。1974年に刊行が始まった少年サンデーコミックスに初めて収録された作品である。楳図かずおの元々の持ち味である恐怖漫画のテイストがある。楳図はこの作品も含めた一連の作品で1975年に第20回小学館漫画賞を受賞している。 連載終了後に続編の企画が持ち上がることにより、楳図は「最終話に出たロケットで子供達が宇宙へ飛ぶ」という設定を考えたが、その言葉が浮かんだ時点で違和感を覚えたため、続編執筆の話は取り止めになった。しかし、その設定は後の楳図自身「続編」と銘打った『14歳』で描かれることになる。また、楳図は「『14歳』ではなぜ本作の地球が砂漠と化したのかを描いてみたかった」とも語っている〔SVコミックス版第5巻後書きより〕。 2007年10月から12月にかけ、“楳図パーフェクション”の一つとして祖父江慎が装丁を手掛けた復刻版が発売。コミックス版では入れられなかった雑誌掲載時の扉絵や製作時にカットされたページも挿入された。また、2012年に刊行が始まった『14歳』復刻版の全巻購入者特典として、本作の創作ノートが刊行された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「漂流教室」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 The Drifting Classroom 」があります。 スポンサード リンク
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