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復古カトリック教会(ふっこカトリックきょうかい、, )は、1870年の第1バチカン公会議で決定された教皇不可謬説などに反対し、ローマ・カトリック教会から分離して成立したキリスト教の教派。おもに1870年代に、ローマ・カトリック教会から離れた、ドイツ語圏のカトリック教会から構成された〔External Communications - The North American Old Catholic Church 〕。 オランダ・南ドイツ・スイス・オーストリアなど中欧圏を中心に信者がいるほか、アメリカなどにも教会がある。古カトリック教会とも。また同教会の運動・主張を指す場合、復古カトリック主義とも呼称される。初期の著名な指導者にドイツの神学者ヨハン・イグナツ・フォン・デリンガーがいる〔『キリスト教大事典 改訂新版』911頁、教文館、昭和52年 改訂新版第四版〕。 ==歴史== 「オールド・カトリック(Old Catholic)」の語は、オランダのユトレヒトでローマ司教(教皇)の教導権下に無いカトリック教会(Old Catholic Archbishop of Utrecht) を表すため、1853年最初に使用された〔。(ユトレヒトでは、18世紀に司教がローマ教皇の承認を受けないまま他の司教を叙階したため、司教らとその支持者はローマ教皇から破門されていた。)その後、ほとんどの学者は1870年からの、復古カトリック教会の運動をこう呼んでいる。 1870年の第1バチカン公会議で宣言された教皇不可謬説を、オーストリア、ドイツ、スイスの多くのカトリックの司教・司祭が拒絶し、ローマ・カトリック教会から離れた。彼らはユトレヒトの独立カトリック教会の支持を得て、後に正式に「」を結んだ。1873年、教皇不可謬・教皇首位を認めないローマ教皇とは独立の教会組織である復古カトリック教会がコンスタンツにおいて形成された。ローマ教皇ピウス9世は同年の回勅で同派につき「教会の基礎を破壊する滅びの子たちである」と非難した〔。 1908年に復古カトリック教会の司教はイングランドに渡った。教皇レオ13世がイングランド国教会の聖職者按手の使徒継承を無効であると宣言したためにイングランド国教会を去った聖公会の司祭が復古カトリック教会に来るだろうと考えたのである。国教会からの集団的な改宗の流れは起きなかったが、様々なカトリック教会が独立する動きを作った。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「復古カトリック教会」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Old Catholic Church 」があります。 スポンサード リンク
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