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『復活の日』(ふっかつのひ)は、小松左京が1964年に書き下ろしで発表した日本のSF小説である。また、同作を原作に、(旧)角川春樹事務所とTBSの製作により、1980年6月に東宝系で公開されたSF映画である。英題は“''Virus''”。 == 概要 == 小松にとっては『日本アパッチ族』に次ぐ長編第2作であり、バイオテクノロジーによる破滅テーマの本格SFとしては日本ではこれが嚆矢になった。執筆当時の香港かぜの流行、東昇の『ウイルス』、カミュの『ペスト』『戒厳令』、南極には風邪がないと記された岩波新書の『南極越冬記』、また冷戦時代の緊張下で同じく人類滅亡を扱ったネビル・シュートの『渚にて』を下敷きとしている〔小松左京『SFへの遺言』光文社、1997年、p.124。〕。本作で地震について調べたことが、代表作『日本沈没』にも繋がったという〔小松左京『小松左京のSFセミナー』集英社文庫、1982年、p.221.〕。そして、福島正実の企画による早川書房の初の日本人SF作家による長編シリーズ「日本SFシリーズ」の第1巻となった〔小松左京『小松左京自伝 ――実存を求めて――』日本経済新聞社出版社、2008年、pp.63,130-134.〕〔福島正実『未踏の時代』早川書房、1977年、pp.136-145.〕。 SF作家の堀晃は、日本のSFのレベルを引き上げたと高く評価した〔堀晃「復活の日 作者と作品」『世界のSF文学・総解説』自由国民社、1992年増補版、pp.246-247.〕。評論家の石川喬司は、細菌兵器による終末テーマのSFの代表的な作品の一つとして扱っている〔石川喬司『IFの世界』毎日新聞社、1978年、p.201.〕。 題名は当初は考えておらず〔小松は題名を考えずに小説を書く。小松は後に、自身が題名を考えずに小説を書いたために時空がゆがんでしまうという内容のSF長編『題未定』を発表している。〕、掲載するに当たって急遽思いついたのだという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「復活の日」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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