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復活大祭(ふっかつたいさい、パスハ、, , )は正教会において最も重要な祭日〔〕。イイスス・ハリストス(イエス・キリスト)〔「イイスス・ハリストス」は、中世ギリシア語読みに由来する、イエス・キリストの日本正教会における表記。中世ギリシア語()での読みが、教会スラヴ語のロシアでの再建音を経て、日本正教会での転写・表記に至っている。は既にコイネーにおいて発音は"i"になっていた(イ音化)。についての参照:岩隈直『新約ギリシヤ語辞典』526頁、山本書店、2006年5月11日 増訂7版 ISBN 4841400303〕の復活を記憶する祭りであり〔、西方教会における復活祭に相当する。西方教会と同様、復活大祭の日付は年によって異なる〔The Date of Pascha | Antiochian Orthodox Christian Archdiocese 〕。 正教会において復活大祭は、旧約聖書における過越の成就であり〔正教会用語集(大阪ハリストス正教会) 〕、新しい約束の時代(新約の時代)の新たな過ぎ越しであると位置づけられるため、「過ぎ越し」を意味するヘブライ語に由来する「パスハ」と呼ばれる。正教会は西方教会と異なり、「イースター」とはあまり呼ばない〔正教会の復活祭と12大祭:日本正教会 The Orthodox Church in Japan でも、「復活大祭(聖大パスハ)」と、「パスハ」の記述はあるが「イースター」の記述は無い。〕。 復活大祭と、復活祭期の間、信徒の間では「ハリストス復活!」「実に復活!」と挨拶が交わされる。 == 神学的位置付け == 正教会における復活大祭は、イイスス・ハリストスの死への勝利、それによって人に及んだ救いの記憶であり、かつまたイイスス・ハリストスの再臨の象りである。 このため、復活祭は他の一切の祭と別格のものとして位置付けられている。ナジアンゾスのグレゴリオスは、その説教のなかで復活祭を「祭の祭、祝の祝」と呼んでいる〔Abiding in the Light of Pascha - Holy Cross Orthodox Church 〕。ハリストス教徒であることの喜び、すなわち救済への希望は、イエスの復活に拠るからであり、この日以上に喜ばしく祝われるべき日は信者にとっては存しないからである。この理解はコリントの信徒への手紙一の15章14節にある使徒パウロの言葉に拠っても裏付けられている。 また復活祭はたんに「復活」という一つの出来事を記憶するにとどまらない。ハリストスは信じるものにとって死から生命また真理への「門」であり「過ぎ越し」である。復活を祝うとは、罪から赦しへ、死から生命へのそのような移り行きが、ハリストスによって与えられていることを祝い、また己がそのような移り行きを日々生きていることを想起し、信仰へと己を鼓舞することでもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「復活大祭」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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