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微胞子虫(びほうしちゅう、Microsporidia)はさまざまな動物の細胞内に寄生する単細胞真核生物の一群で、これまでに1200種以上が知られている。昆虫、甲殻類、魚類、ヒトを含む哺乳類などに感染する病原体が多く含まれている。かつては粘液胞子虫(現在は多細胞動物起源とされる)とともに原生動物門胞子虫綱、あるいは極嚢胞子虫綱に入れられたが、現在では極めて特殊化した菌類だと考えられ、独立な分類群と考えられている。 == 形態 == 微胞子虫の胞子はたいてい卵形をしていて1-40 μm程度の大きさであり、タンパク質とキチン質からなる2層の細胞壁によって保護されている。胞子の内部には特徴的なコイル状の構造があり、これはミクソゾア類の極糸と混同しないよう極管(polar tube)と呼ばれている。微胞子虫類にはミトコンドリアがなく、おそらく相同なマイトソーム(mitosome)を持っている。菌類と共通した特徴として、鞭毛のような運動器官がないこと、2つの細胞核が細胞内で密接する複核(diplokaryon)が存在することが多いことが挙げられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「微胞子虫」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Microsporidia 」があります。 スポンサード リンク
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