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徳格県(とくかく-けん、デルゲ、デゲ、sde dge)は中国四川省カンゼ・チベット族自治州北西部に位置する県。 デルゲはチベットのカム地方の文化の中心であり、首都ラサや、ラプラン寺のある夏河と並ぶチベット全体の文化の中心でもある。デルゲの町は多くの重要な寺院を抱えている。主な産業は農業と牧畜業、畜産品の製造、薬草の採集と集約など。 == 歴史 == デルゲは中国(四川省)とチベットの間で茶と馬を交換する交易(茶馬古道)の通過地であった。一方ではデルゲ王(デルゲ土司)が支配したデルゲ王国と呼ばれる小王国であり、昔から独立志向が強い地域だった〔旅行人ノート『チベット』第4版、2006年、ISBN 4-947702-56-7〕。 吐蕃王朝から追放されたガル一族が7世紀にこの地を根拠とした〔ロラン・デエ『チベット史』p.98 春秋社、2005年、ISBN 4-393-11803-0〕。1448年には第1代デルゲ王ボタル・タシ・センゲと行者タントン・ギャルポがサキャ派の寺デルゲ・ゴンチェンを創建する〔。18世紀、ダライ・ラマ7世が一時亡命していたことがある〔ロラン・デエ p.152〕。 また、18世紀のデルゲ王テンパ・ツェリンはチベット大蔵経のデルゲ版を完成させている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「徳格県」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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