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心即理 : ミニ英和和英辞書
心即理[しんそくり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こころ, しん]
 【名詞】 1. core 2. heart 3. wick 4. marrow 
: [り]
 【名詞】 1. reason 

心即理 : ウィキペディア日本語版
心即理[しんそくり]
心即理(しんそくり)は、宋明理学における命題の一つ。心こそであるとする。中国南宋陸九淵王陽明が定義した。
人間は、生まれたときから心と理(体)は一体であり、心があとから付け加わったものではない。その心が私欲により曇っていなければ、心の本来のあり方が理と合致するので、心の外の物事や心の外の理はない。よって、心は即ち理であると主張した。
朱子学のように心ととを分別しないのが特徴である。朱子学では聖人は学問の研鑽と静坐により達成した人であったが、陽明学では「満街の人みな是れ聖人」(街中の人すべてが聖人)というように、すべての人が本来的に聖人であるとし、その心の良知を静坐により発揮しさえすれば(致良知)、それが聖人の証であるとした。
心即理説は人間そのものを認めるため、やがて人間の心が持つ欲望をそのまま肯定するようになる。王学左派、李贄(卓吾)がその代表的人物であり、彼は外的な規範をすべて否定し孔子をも批判するにいたった。また、すべての人に聖人となる可能性を認めたため、儒学士大夫の学ではなく、庶民の地平にまで広げた。このため陽明学は反体制を擁護する思想となっていくのである。
category:儒教



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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