|
《医学》AF : Atrial Fibrillation =========================== ・ 心 : [こころ, しん] 【名詞】 1. core 2. heart 3. wick 4. marrow ・ 心房 : [しんぼう] 【名詞】 1. atrium 2. chamber of the heart ・ 心房細動 : [しんぼうさいどう] 《医学》AF : Atrial Fibrillation ・ 房 : [ぼう, ふさ] 【名詞】 1. tuft ・ 動 : [どう] 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion
心房細動(しんぼうさいどう、英: atrial fibrillation, af)は心房が細かく動く事。不整脈の一種。 == 病態 == 本症は心房が洞房結節の刺激によらずに速く部分的に興奮収縮し、規則的な洞房結節の活動が伝わらず、心室の収縮が不規則な間隔で起こる状態である。 Framingham study(フレイミングハム研究。アメリカ、マサチューセッツ州フレイミングハムでの心血管疾患に関する疫学研究)によると、心房細動は発症直後は数ヶ月間の死亡率は高いが、その後、死亡率の傾きは洞調律の患者と変わらないとされている。このデータは診断時に心不全や脳梗塞の既往がある患者を含んでいるため、このデータはすべての心房細動の患者で急性期で予後が悪いという意味を示さない。心筋梗塞、脳梗塞の既往がなければまずは落ち着いて対処できる疾患であることを物語っている。心房細動の患者の長期予後は心房細動の病型などよりも心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能亢進症といったものに規定されている。生活習慣病のコントロールが不十分ならば、抗凝固療法などをおこなってもあまり生命予後は変わらないとされている。 脳梗塞の予防という観点ではCHADS2スコアというものがよく知られている。CはCongestive Heart Failure(心不全)、HはHypertension(高血圧症)、AはAdvanced Age>75(75歳以上の高齢者)、DはDiabetes Mellitus(糖尿病)、SはHistory of Stroke(脳梗塞、一過性脳虚血発作の既往)とされている。C,H,A,Dは該当すれば1点、Sは該当すれば2点でスコアリングする。2点以上ならば脳梗塞の予防となる治療が必要と考えられている(逆を言えば、若年者でリスクがない孤発性の心房細動ならば抗凝固療法は不要である)。但し前述の通り、収縮期血圧が140mmHgを超える、場合は抗凝固療法を行っても予後の改善効果は乏しいこと、また日本循環器学会のガイドラインと照合するとCHADS2で1点でも抗凝固療法の適応となることもあり異論も多い。初発の心房細動の場合は50%位の確率で生活習慣病の治療の過程で自然消失し、原因がアルコールによる脱水や睡眠不足、ストレスとなることも多い。あくまでも、治療の順序としては、まずは背景因子の治療、抗凝固療法、最後に心房細動自体の治療と考えるとわかりやすい。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「心房細動」の詳細全文を読む
=========================== 「 心房細動 」を含む部分一致用語の検索リンク( 5 件 ) 孤立性心房細動 弁膜症性心房細動 心房細動 心房細動根治術 発作性心房細動 スポンサード リンク
|