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心敬(しんけい、1406年(応永3年) - 1475年5月20日(文明7年4月16日))は、室町時代中期の天台宗の僧、連歌師である。連海、心恵、心教ともいう。 紀伊国に生まれる。幼いときに出家し、比叡山で修行。44あるいは45歳のころ園城寺仏地院に住し、のち京都清水寺付近の十住心院の住持となり、権大僧都、法印に叙せられる。僧正徹に師事して冷泉派の歌人として知られる一方、1433年(永享5年)、「北野社万句」の座に列するなど、連歌作者として次第に時代を代表する存在となる。 作風は、正徹から受け継いだ新古今風を基礎に、表現対象の凝視と表現主体の沈潜とを重視する独特のもので、「ひえやせたる」風趣のうちに得意な感覚の冴え方を示している。和歌及び連歌の修行を仏道の修行と究極的に同一視する連歌論は、主著である『ささめごと』のほか『老のくり言』『ひとり言』(1468年)などに強調され、次代の宗祇、猪苗代兼載、侘び茶の村田珠光ら茶人にも影響を与える。戦乱を避けて晩年を関東で過ごし、70歳で死去。 連歌集・歌集として『心玉集』、『心敬僧都十体和歌』などがあるほか、宗祇編『竹林抄』に入集する連歌七賢の一人である。『新撰菟玖波集』に最多数の入集を見る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「心敬」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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