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心身医学(しんしんいがく、)は、患者の身体面だけではなく心理・社会面を含めて、人間を統合的に診ていこうとする全人的医療を目指す医学の一分野である。心身医学を実践している診療科が心療内科(しんりょうないか)である。 == 概要 == 心身医学は元来ドイツで誕生した医学である。その後アメリカにわたり、精神科医を中心に発展していった。諸外国では精神医学の一分野という認識であり、大半の国では精神症状がある時点で精神科の受診となる。1940年代から1960年代までは、フロイト派の精神分析や力動精神医学などを学んだ者が扱うものと考えられていたが、近年の潮流は行動医学へとシフトしている〔野村総一郎・樋口輝彦・尾崎紀夫『標準精神医学 第4版』医学書院、2009年、p.13、pp.164-165、p.221〕。現在のドイツではリエゾン医学として、全医学生に心身医学の教育が義務づけられており、国家試験にも必須の問題が出題されている〔関西医科大学 心療内科学講座「心療内科とは?心身症とは?」 〕。 一方、日本の心身医学は、病気の発症や進行に心理的要因が大きく関わる器質性疾患を中心に扱う分野として主に内科学から発展していった。初期の頃は「精神身体医学」と称されていた〔九州大学病院 心療内科の紹介 〕。 心身医学の主な対象は心身症である。内科疾患を主な対象とする場合は「心療内科学」と呼ぶこともある。心理面を含めた身体疾患の治療にあたるのが心身医学の専門医であるが、近年の医療技術の進歩によって、身体科の専門医との連携なしでは治療を進め得ないことも多く、その場合、コンサルテーション・リエゾン精神医学との明確な区別はできない。 心身症の診断には「明らかな身体疾患である」「負荷となる環境変化により身体症状が増悪する」の2つの条件が不可欠であり、他には「社会適応は比較的良好である」「身体治療をしても症状が改善しない、あるいは再燃を繰り返す」などの特徴があることが多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「心身医学」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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