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心肺停止(しんぱいていし)は、心臓と呼吸が止まった状態。CPAともいう(Cardiopulmonary arrestの略)。 心臓の動きが先に止まる場合と、肺の動き(呼吸)が先に止まる場合とがあるが、いずれの場合でも放置しておけば必ず両者は合併し「心肺停止状態」となる。しかし蘇生の可能性が残されているため死亡状態ではない。 脳に血液が行かなくなるため、手遅れになるとたとえ命は助かっても脳死状態になる危険があるので、この状態に陥った患者に対しては、人工呼吸や心臓マッサージなど迅速な救命措置が必要である。心肺蘇生法はCPR(Cardiopulmonary resuscitation)と呼ぶ。 == 報道用語としての「心肺停止」 == 日本のマスメディア(メディア)では自然災害や事故に遭遇して死亡し、医師による死亡確認・宣告がまだ行われていない状態の人について「心肺停止」「心肺停止状態」と表現される。日本の医学界では、実際には死亡していても、心停止と呼吸停止のほかに脈拍停止と瞳孔散大(散瞳)を確認して医師が死亡を宣告しなければ法的に確定しないとされており、医師以外の者(救助要員や警察官・報道関係者など)は心停止・呼吸停止を判断することはできても、死亡を宣告することはできないことが理由である。 事故・災害現場においてまだ救出できておらず医師も近づけない状態にある遺体や、病院に運ばれている途中の遺体は、医師による死亡が未宣告であり「心肺停止」とされる。 日本国外のメディアでは、日本のメディアが「心肺停止」と報じていても、「死亡」「遺体」に該当する語が用いられることもある〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「心肺停止」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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