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必殺仕事人III : ミニ英和和英辞書
必殺仕事人III[ひっさつしごとにんすりー]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

必殺 : [ひっさつ]
 (n) certain kill
: [さつ]
 【名詞】 1. kill 2. murder 3. butcher 4. slice off 5. split 6. diminish 7. reduce 8. spoil 
: [し]
 【名詞】 1. official 2. civil service
仕事 : [しごと]
  1. (n,adj-no) work 2. occupation 3. employment 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1

必殺仕事人III : ウィキペディア日本語版
必殺仕事人III[ひっさつしごとにんすりー]

必殺仕事人III』(ひっさつしごとにんスリー)は、1982年10月8日から1983年7月1日まで、テレビ朝日系で毎週金曜日22:00 - 22:54に放送された、朝日放送松竹(京都映画撮影所、現・松竹撮影所)共同製作のテレビ時代劇。全38話。主演は藤田まこと
必殺シリーズの第19作、必殺仕事人シリーズの第3作、中村主水シリーズの第9作である。
== 概要 ==
本作は、前作『新・必殺仕事人』に直結する作品世界を持つ。
本作も、藤田まこと演ずる中村主水を筆頭に、三田村邦彦演ずる秀、中条きよし演ずる勇次、鮎川いずみ演ずる加代、山田五十鈴演ずるおりくが、前作より何ら変わること無く登場している。
本作の特徴は異色の受験生仕事人 西順之助の仕事人グループへの加入である。順之助役には、TBS3年B組金八先生』第2シリーズで人気を得た、ジャニーズ事務所所属の当時のアイドル ひかる一平が起用された。順之助は『必殺からくり人』のとんぼに続いて、2人目となる10代の若者の殺し屋だが、『からくり人』放送当時、20代のジュディ・オングが10代の設定のとんぼを演じていたのとは異なり、ひかる一平は劇中の順之助同様、10代であり、「演じる役者も10代の殺し屋」は順之助が初めてである。当初、三田村邦彦が『太陽にほえろ!』(日本テレビ)への出演決定に伴って、必殺シリーズの降板が内定したため、秀に代わる新しいキャラクターとして設定されたのが、順之助である。その後、女性ファンからの強い要望で、三田村は引き続き出演することになり、『新・必殺仕事人』のメンバー+順之助という形に納まった。
順之助は受験生であり、当然、人間としては未熟で、仕事人としても未熟な少年である。彼は「世の中が悪いからひっくり返したい」という観念的理想主義者であり、殺し屋らしからぬ「正義のために」「世直しのために」という大義名分で殺しをしようとして主水たちを怒らせたり〔『必殺仕事人』時代の秀や『新・必殺仕置人』の正八のように情に流されてしまう傾向のあった裏稼業者はそれまでのシリーズに存在したものの、「正義、あるいは世直しのために裏稼業を行う」という観念的理想主義に基づいた理念を持つことは『必殺シリーズ』の世界観では御法度とされることである。〕、塾の試験勉強のために平気で裏の仕事を休んだりといった、歴代の殺し屋たちが多少なりとも持ち合わせていたプロ意識が大幅に欠如していた〔歴代の殺し屋たちは表稼業で重大な仕事や抜けることが難しい仕事の最中であっても、妻子持ちの殺し屋に至っては家族サービスや家族旅行の最中であっても、裏稼業関連の仕事は行っていた。〕。
そのため、主水たちから鉄拳制裁される描写がたびたび見られた〔『必殺シリーズ』のチーフ プロデューサーを務めた、朝日放送の山内久司(当時)は、洋泉社刊『必殺シリーズを作った男』のインタビューで「この当時、若い人たちの変質があって、一生懸命「必殺」のモラルにこだわっている奴を客観的に笑う人物が(メンバーに)欲しかった」とコメントしている。〕。
10代の若者の順之助を仲間入りさせたことで作品内容が甘くなったのかと言えば、そのようなことは決して無く、自分が恋した女が殺しの標的となり、やむなく始末したことで、仕事人稼業から足を洗いたいと泣きながら言い出す順之助を主水と勇次が殴り飛ばし、厳しく叱責したり(第3話)、主水とおりくを除いた他の3人(秀、勇次、加代)が、足手まといの彼を始末しようと相談する描写などもあり(第9話)、この時期『必殺シリーズ』自体がマイルド路線に変化していったことも事実である反面、前作『新・必殺仕事人』以上のハードな描写も多々見られる。また、プロ意識の足りない順之助は簡単な理由(試験前であるなど)で殺しを休み、主水たち大人との感覚のズレが面白さを生んでいた。
必殺ファンで知られる、作家の田辺聖子が雑誌のエッセイで「最近の必殺には子供が出てきて殺しをしているが、あれは中途半端で嫌い」とコメントしたことがある。山内久司プロデューサーはこの意見を参考にし、本作後半からは順之助を殺し担当ではなく、エレキテルで見張りを気絶させるなど、ややマイルドな役割に微調整していった。これを発展させて『必殺仕事人IV』では、順之助は完全に殺しの下準備係となった。田辺の順之助への苦言と、必殺シリーズに対するリスペクトの強さは映画『必殺! THE HISSATSU』パンフレットに寄せたエッセイでも確認することができる。順之助を演じた、ひかる自身も、辰巳出版刊『時代劇マガジン』VOL9のインタビューで、「テレビとはいえ、10代の受験生が殺しを行うのは良くないというクレームが視聴者から寄せられた」と語っている。
1983年3月4日放送の第21話で、必殺シリーズの歴代最高視聴率37.1%を記録している。
本作の主題歌「冬の花」は『暗闇仕留人』の主題歌「旅愁」以来の大ヒットを記録。唄った鮎川いずみは、当時の日本有線大賞新人賞を受賞した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「必殺仕事人III」の詳細全文を読む




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