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必須脂肪酸(ひっすしぼうさん、essential fatty acid)は、体内で他の脂肪酸から合成できないために摂取する必要がある脂肪酸の総称である。 == 概要 == ヒトを含めた後生動物には自身の生理代謝過程に必須であっても、自身では合成できない脂肪酸の分子種がいくつもあることが多い。そのため、自身では合成できない脂肪酸を合成する他の生物を食物として摂取することで必要を満たしている。 ヒト及びその他の動物にとっては、リノール酸に代表されるω-6脂肪酸とα-リノレン酸に代表されるω-3脂肪酸の2系統の多価不飽和脂肪酸が必須脂肪酸である。 *ω-6脂肪酸 *リノール酸 *γ-リノレン酸 *アラキドン酸 *ω-3脂肪酸 *α-リノレン酸 *エイコサペンタエン酸 (EPA) *ドコサヘキサエン酸 (DHA) 狭義では、ω-6脂肪酸はリノール酸、ω-3脂肪酸はα-リノレン酸を原料として同じ系列の脂肪酸を体内でも合成できるため、リノール酸とα-リノレン酸のみを必須脂肪酸に分類する。ただし、α-リノレン酸からEPAやDHAに変換される割合は10-15%程度であり〔岡田斉、萩谷久美子、石原俊一ほか「Omega-3多価不飽和脂肪酸の摂取とうつを中心とした精神的健康との関連性について探索的検討-最近の研究動向のレビューを中心に」『人間科学研究』(30),2008,pp87-96. 〕、体内で合成できる量だけでは必要量を満たすことができないとも考えられるため、判断は分かれる。 ω-9脂肪酸系統の不飽和脂肪酸は18:0のステアリン酸から18:1のオレイン酸に変換することができて体内で合成できるので必須脂肪酸ではない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「必須脂肪酸」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Essential fatty acid 」があります。 スポンサード リンク
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