|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 忘れられる : [わすれられる] 1. (v1) to slip into obscurity 2. to be forgotten ・ 権 : [けん, ごん] 1. (n,n-suf) authority 2. the right (to do something) ・ 権利 : [けんり] 【名詞】 1. right 2. privilege ・ 利 : [り] 【名詞】 1. advantage 2. benefit 3. profit 4. interest
忘れられる権利(わすれられるけんり、)とは、インターネットにおけるプライバシーの保護のあり方について2006年以降に検討、施行されてきた権利である。「忘れられる権利」の定義は論者によって異なるが、基本的にはインターネット上にある個人情報を検索結果から削除してもらうように検索事業者に要請することのできる権利をいう。この定義によると、「忘れられる権利」はあくまでGoogleやYahoo!といった検索サイトの検索結果から当該情報の削除を求めることができるにとどまる。そのため、「忘れられる権利」が認められるとしても、ウェブページから当該情報そのものが削除されるわけではないという点に注意する必要がある。 == ウェブを前提にした一般論 == World Wide Webは爆発的な速度で情報を拡散し、それを半永久的に記憶する。この性質が現代において、深刻なプライバシー侵害を引き起こしている。「忘れられる権利」は、このようなプライバシー侵害の事態について、救済の必要性があるという問題意識から提唱されている。他方で検索エンジンは、人々がウェブ上で情報の発信と受領をマッチングさせるのに不可欠なインフラとして機能している。発信・受領される情報には、個人情報でありながら公益に資するものが相当量ふくまれる。そのため、検索結果に特定の情報が表示されないようにする措置を安易に認めると、情報発信者の「表現の自由」や情報受領者の「知る権利」を侵害する可能性が高い。そこで、プライバシーの一内容として「忘れられる権利」を認める必要があるのか、また、仮にあるのだとすれば「表現の自由」や「知る権利」といった既存の権利と、いかにバランスをとるべきなのかが議論されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「忘れられる権利」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|