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応声虫(おうせいちゅう)または応声〔諸橋轍次『大漢和辞典』巻4 大修館書店 1957年 1203頁〕は、中国や日本の説話集・随筆集に見られる奇病、及びその病気を引き起こす怪虫。 == 症状 == 応声虫による症状(応声虫病〔『文昌雑録』などにこの呼び方が見られる。(諸橋轍次『大漢和辞典』巻4 1203頁 参照)〕)があらわれた人物の説話は、中国の『朝野僉載』や『文昌雑録』、『遯斎間覧』などに記述がみられ、本草書である『本草綱目』には応声虫に効果があったとされる雷丸(らいがん)や藍(あい)の解説文中にもその存在が言及されている。 応声虫が人体の中に入り込むと、本人は何もしゃべっていないのに腹の中から問いかけに応じた返事がかえって来るとされる。雷丸(竹に寄生するサルノコシカケ科の一種で漢方薬の一つ)を服用すれば効果があり、虫も体外に出るという〔實吉達郎『中国妖怪人物事典』講談社 1996年 ISBN 4-06-207883-X 38-39頁〕。 腹の中から虫が声を出すという症状を受け、中国では「自分の意見をもたず付和雷同した意見のみを言う者」を応声虫と揶揄して呼んだともいう〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「応声虫」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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