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念仏の鉄(ねんぶつのてつ)は必殺シリーズに登場する、山崎努演じる架空の人物である。小説などの原作を持たない、テレビ番組オリジナルのキャラクターである。 == キャラクター == 上州出身。元は宗慶寺の住職であったが、檀家の人妻と肉体関係を持ったために女犯の罪に問われ、佐渡島に流される。この時、同心見習いとして佐渡金山に勤めていた中村主水(藤田まこと)と知り合った。怪我人の絶えない金山での過酷な囚人生活から、我流で、骨接ぎの技術を会得する。 御赦免となった後は江戸の観音長屋で接骨医を営みながら、酒と女に明け暮れる、その日暮らしの生活を送っていた。ある日、観音長屋に居を構えていた、棺桶の錠(沖雅也)の持ち込んだ、ある事件をきっかけに北町奉行所で同心をしていた主水、鉄砲玉のおきん(野川由美子)、おひろめの半次(津坂匡章)らとともに金を貰って、悪を闇に葬る殺し屋「仕置人」となる(第2作『必殺仕置人』)。 殺し技は骨外し。骨接ぎで得た人体骨格の知識を元に、相手の腰骨や喉を指先で破壊し、死に至らしめる。怪力に任せて首を折ったり、半身不随にしたり声を出せなくしたりすることも可能であり、相手を殺さず、生き地獄を味わせることもあった。放送前は「三本指殺法」として宣伝されており、右手の人差し指、中指、薬指を使うことになっていたが、実際には人差し指と中指を使っている〔山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p28〕。右手の人差し指、中指、薬指での殺しは舞台劇『必殺仕事人』で、誠直也が披露している〔。 金に汚く、他人に情けを掛けることを嫌い、女好きとは言いながらも抱いた女ですら利害が絡むと突き放すなど、冷徹で乾いた性格だが、子供に優しいという意外な一面がある(『新・必殺仕置人』第35話「宣伝無用」)。危機に陥った仲間を救い出したり、外道仕置はいかなる場合も行なわず、仕置に際しては金額の多寡で決めたりしない義理深さも持っている。その一方、仲間を裏切った主水を長年の仲間であるにも関わらず仕置しようとしたこともある〔実際は主水が事情を把握していなかったための誤解。〕(『新・仕置人』第8話「裏切無用」)。 仕置人の存在が奉行所に発覚した後は江戸を去り、姿を消していたが、4年後、江戸に再び舞い戻り、鋳掛屋の巳代松(中村嘉葎雄)。絵草子屋の正八(火野正平)。スリのおてい(中尾ミエ)とともに、元締・虎(藤村富美男)の主催する仕置人組織 寅の会の一員の仕置人となった。寅の会で、主水の仕置の依頼が取り上げられたことをきっかけに主水と再会。主水と再び組んで、裏稼業を行うこととなる(第10作『新・必殺仕置人』)。寅の会の一員となってからは、かつての非情さは徐々に影を潜め、掟には厳しいものの、女子供のために情に流されることも多々あり、性格的に丸くなり、涙もろい一面も見せていた〔ただし、その代わりに「人を殺害するという行為を定期的に行わないと精神的に、もやもやする」といったように暗殺行為そのものに快楽的なものを感じてしまった一面も追加された。〕。 その後、寅の会で仕置人を続けていたが、辰蔵の寅の会乗っ取りに反抗した際、辰蔵一味に捕らえられ、右腕を黒焦げにされてしまう。その後、自らの手で辰蔵を仕置するが、自身も腹部に致命傷を受ける。重態の体を押して女郎屋に赴き、女郎と床入りしたところで、その生涯を閉じた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「念仏の鉄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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