|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 急 : [きゅう] 1. (adj-na,n) (1) urgent 2. sudden 3. (2) steep
『急就篇』(きゅうしゅうへん)は、前漢末の史游の作と伝えられる漢字学習書。たんに『急就』〔、あるいは『急就章』〔『隋書』経籍志一「急就章一巻、漢黄門令史遊撰。急就章二巻、崔浩撰。急就章三巻、豆盧氏撰。」〕とも呼ぶ。 == 成立 == 『急就篇』は前漢の元帝の宦官であった史游の作とされ〔『漢書』芸文志「急就一篇、元帝時黄門令史游作。」〕、「急就奇觚与衆異」で始まるために『急就篇』と呼ばれる。漢字を韻をふむように並べて学習しやすいようにしたもので、漢から唐に至るまで広く使われたが、学習書として千字文・百家姓・三字経などが使われるようになると急就篇は衰えた。 『急就篇』は章草の手本として使われ、唐の張懐瓘『書断』では史游を章草の祖としている〔張懐瓘『書断』「章草者漢黄門令史游所作也。」〕。 先行する同様の書に『史籀篇』『蒼頡篇』などがあったが、いずれも現存していない(ただし『蒼頡篇』は部分的に出土資料がある)。『急就篇』は完全な形で残っている最古の漢字学習書である。 『急就篇』には多くの注釈がつけられたが、顔師古によるものが現存するほかは滅んだ。南宋の王応麟は顔師古のものにさらに補注を加えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「急就篇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|